ご心配をおかけしました

29日のカザルスホールへ聴きにいらしてくださったお客様、途中から降板しまして、大変ご心配をおかけしました。
本番前まではちょっと疲れてはいましたが、それ程体調不良を感じることはなく、普通に元気でした。
モテットの”Jesu,meine Freude”も最初はよく歌っていたと思います。京都の公演より集中力がなく、他のパートが聞こえないなとは思っていましたが、至って元気でした。
おかしくなったのは、"Gute Nacht"が終了し、椅子から立ち上がった時。
突然視野が固まり、目を動かすとぐらっと揺れそうになったのです。倒れないように右手でお腹を押さえて体を固定させ、楽譜は左手に持ち、マエストロを見たら貧血を起こしそうだったので、ずーっと楽譜のみを見て歌っていました。
最後のコラール"Weichet"はもうダメかと思いましたが、何とか歌い切り、ステージに引っ込みました。
その時はもう手に力が入らず、頭はボーっとしているし、これでは"Singet"のような激しい曲は歌えない!!とパニックになった私は、を体内に入れることができるジュンくんを探し、「貧血みたいなの!気を頂戴!!」と叫んでいました。
ジュンくんもびっくりして、「そんな力はないけど・・・」と答えつつ、私の首筋に手を当ててくれたのですが、間に合わず・・・。
休憩まで楽屋で横になり、元気になって、"マニフィカート"は歌おうと思っていました。が、病状は悪化するばかり・・・。過呼吸により、手がしびれるし、顔はこわばるし、フラフラしなくなったら、今度は気分が悪くなるし・・・。環さんも私のお腹に手を当てて、気を送ってくださったのですがダメでした。
なんとか立ち上がれるものの、歌うことは全く出来ず、降板を決断しました。

本番終了後、日大の救急病院へ行き、血液検査を受けましたが、特別に異常な数値はなく、多分「ストレスと過労」が原因でしょうとのことでした。
今日もBCJの稽古があったのですが、ちょっとこの暑さの中、稽古へ向かう体力がまだ回復できなかったので、お休みさせていただき、クーラーと上手に付き合いながらゆっくりしました。
おかげさまで随分良くなりました。

29日の東京はめちゃくちゃ蒸し暑く、外を歩くと汗がだらだらと滝のように出るぐらい!!
よく汗をかいたので体温調節がちゃんと出来ていると安心していたのですが、その分水分補給をしなくてはならなかったのに、それが不十分だったことと、外気とクーラーの効いたホールやお食事処の激しい気温差に、疲れていた体が十分に対応できなかったことから来る不調だったと思います。
もちろん体を冷やさないようにと、冷たい飲み物ではなく、温かい飲み物を飲んでいましたし、常に上着を持ち歩き、レストランでは羽織って調節もしていましたし、ホールでの稽古中、足が冷えるので、サンダルだけど靴下を履いて、「なーに、ほしちゃん、かっこわるーい!センスの悪いドイツ人じゃん」といじめられても我慢してましたし、首には手ぬぐいも巻いて、冷気を吸わないように口にタオルを当てたりと、完全防寒して、体調管理には十分気をつけていたのですが、東京の蒸し暑さには勝てませんでした・・・。
本当に異常な気候になってきました。自然破壊って本当に恐ろしいことです。

本番前、マエストロが私の顔を見て「疲れている?」と尋ねたのですが、私は普通だったので、「いえ、元気です」と答えていたけど、オーラがなかったのかも知れません。マエストロは私の不調を見抜いていたのかも。

それにしても過労とは情けない。舞台に立てず穴をあけたのは、学部3年生の時、メサイヤの合唱を歌っていた時以来かと思います。
今回のプロジェクトに向けた稽古はもちろんハードですが、今までも経験したハードさでしたし、何とか乗り越えられると思っていたのですが、サンジューを前にして、基礎体力のなさと歳を感じてしまいました。
これからもっと気をつけなくては。ツアーで倒れたりしないように、今は無理せず、落ち着いて稽古に参加していこうと思います。

京都に関してはまた次回お知らせします。
今日はカザルスホールでのリハーサル風景の写真です。
d0047297_23531941.jpg渋滞に巻き込まれ、オルガンとコントラバスの到着が遅れました。
ポジティブを弾くはずのイマコさんはチェンバロで対応してリハーサルが進みました。
コントラバスはホカホカになって到着し、西澤さんは半泣きしてました。



d0047297_23552993.jpgいつも元気な合唱のみんなもちょっとお疲れ気味です。
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by mihokohoshi | 2005-07-31 00:00 | 演奏会報告