名古屋公演終了!

シェーンベルグ1回目の公演・名古屋公演が本日終了しました!!
直前の稽古で、突然楽器と合わなくなってしまった箇所があるのですが、本番でもなぜか半拍ずれてしまいました・・・。本番後一人で楽譜を見つめて、反省したけど、なぜずれてしまったのか不明・・・。あーー、理由が見つからないとまた間違えてしまう・・・。きっと私が早く歌いたくなってしまい、さっさと歌ってしまうからでしょう。また東京公演(11月2日)の前に稽古が2回あるので、注意して合わせてみます。

今日の会場は名古屋の丸の内にあるスタジオ・ルンデというキャパが160人の小さなホール。
両親がこちらの会員になっているので、小学生の頃からちょくちょく私も演奏会に連れて行かれ、何にも解らないので、小林道夫先生のチェンバロを聴きに行っても、チェンバロが珍しく、プログラムの裏にチェンバロの絵を描いて遊んでいたり、休憩の紅茶を楽しみに付いていったりしていました。高校生の時は学校帰りに立ち寄り、故ニコラエワ女史のピアノを堪能したり、チェロのあっちゃんを聴きに行ったり・・・と、とても身近な存在のホールでした。
上京してからは随分ご無沙汰してしまいましたが、自分が演奏活動をするようになると、ものすごい音楽家が演奏しているルンデは遠い存在というか、夢の舞台へと変わりました。

この夢の舞台をぐぐっと引き寄せて下さったのが、ルンデの社長、鈴木さんでした。
多くの方は鈴木さんの事を「先生」とか「社長」と呼んでいますが、私はどうしても小さい頃の印象が拭えず、今も「ルンデのおじさん」と呼ばせていただいています。
ボロメーオSQが今回の来日にあたり、ソプラノ付きの曲を演奏するから(シェーンベルグ弦楽四重奏第2番)若手のソプラノを探しているのだが・・・と、トリトンアーツネットワークのminoさんがルンデのおじさんに相談したところ、おじさんが「こんなのがおりますがいかがかな?」と私を推薦して下さったんだそうです。オーディションの代わりに「魔笛」の公演に来て下さったminoさんは、ルンデさんのご推薦とあれば、大丈夫でしょう!と、私に決めて下さったのです。こうして私は夢の舞台に立つことになりました。稽古で舞台に立った時、「あーー、この舞台ですごい音楽家が演奏して来たんだ」と、味の出た床をじーーっと見つめ、感無量でした。そんな私を見て、ルンデのおじさんは「気楽に歌いなさい!」と元気付けてくれたのでした。

今日はまず5時から40分ほど舞台で最終稽古を行いました。一通り通して最終チェック。本番前におはぎで小腹を埋め、衣装に着替えて舞台へ向かいました。満員のお客様!!ボロメーオSQと一緒に元気良くお辞儀をし、1-2楽章は座って舞台で聴いていました。演奏家がルンデの音響をとても気に入っていると聞いていたのですが、納得。余分な残響がなくなり、だからといって音が痩せてしまったりもせず、より客席にのびていくからです。舞台上の音響もクリアになったので、それぞれの楽器がはっきりと聞こえ、とても楽しめました。

さて出番。3楽章は勢いに乗り、楽器とのコンタクトも冷静に取れ、歌い切れたと思います。4楽章は最初に書いたように半拍ずれた箇所がありましたが、すぐ取り戻すことが出来ました。でも音程が難しく、果たしてどのぐらい正しく歌いこなせたのか・・・。合っているかどうかすら確かめられない音程なのです。東京公演ではもう少し自信を持って歌えるようにしたいです。

今回ボロメーオSQと共演して、シェーンベルグの楽しさを知り、彼らと一緒に稽古が沢山できたことは、私にとって貴重な経験となりそうです。
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by mihokohoshi | 2005-10-29 23:18 | 演奏会報告