この3日間

ラ・フォンテヴェルデの3回連続公演が終了してからは、12月2日の演奏会用に、プログラムノートをせっせと書いておりました。

d0047297_133202.jpgまずは訳詞から。土曜日に自分で訳してみて、難しいところや良く意味が分からない箇所、うまく日本語に直せない部分があったので、日曜日にドイツ語の先生のお宅へお邪魔して、二人して約3時間、あーでもない、こーでもないと悪戦苦闘しました。
3冊の大きな辞書だけでは足りず、百科事典も使って植物を写真で確認したり・・・。
なんせ18世紀頃のドイツ語なので、まるで江戸時代の日本語を読むようなもの。
単語によっては現代の意味と全く違うものもありますし、つづりが違ったりもするのです。植物の名前も違うし。
そして詩は韻を踏むので文法がややこしくなっていて、「一体この関係代名詞はどこにかかってくるのじゃろう??」といろんなパターンを想像しつつ、一番ベストなものを選んでいきました。
ぴたっとくる日本語が見当たらない言葉もあり、私が「こんな感じ?」というと、「ホシらしい言葉の表現だねぇ。訳詞ってその人の人間性が出るんだよ」と言われて、ちょっと恥ずかしくなりました。
カストラートがバリバリ活躍していた時代のイタリアでは、「カストラート養成所」みたい学校があり(と何かの本で読んだ記憶が遥か遠くに~~)、そこでは優秀な歌手を育てるプログラムがみっちりと組まれ、プログラムには歌詞を理解するための国語の授業が入っていたそうな。私ももっと文学を勉強しておくべきだったのだ・・・。感受性を豊かにしておくべきだったのだ・・・。

訳詞の次は曲の解説。
月曜、大学の図書館へ行って参考文献を探したのですが、バッハの曲は「オリジナル楽譜がない。おそらくこの時代に作曲されたであろう」としか載っていないし、ヘンデルの曲なんかは作曲された年号ぐらいしか見当たりません。これでどうやって解説書けっていうのよ!!と半泣きになっていたら、なんとそこへ天使が現れたのです!!
天使さんは、同級生の楽理科で、ヘンデルを専門に研究しているエッチャン。「ジュリアス・シーザー」の時も講義を開いてくれたエッチャンが向こうから歩いてきたではありませんか!!彼女に助けを求めると、家にある資料を見てみるねと言ってくれ、夜電話をして情報を教えてくれました。彼女が持っていた英語の解説書には、かなり興味深いことが書かれていたのでとても勉強になりました。エッチャン、夜中まで付き合ってくれてありがとう。
1時間かけて教わった資料を400字にまとめ、書ききれなかったことは当日簡単にお話することにしました。
調べて面白いことが分かるのは楽しいけど、分かるまでが大変!!修士論文を書いた時もそうでした。CDの解説とか書いている人って尊敬するなぁ。

よし、後は歌うだけ!!残り3日間集中して頑張ります。
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by mihokohoshi | 2005-11-29 13:32 | つれづれ写真日記