いくら天才でも子供は子供?

d0047297_10511633.jpg1月5日に初コンサートを行う「モーツァルト・アカデミー・トウキョウ」というグループの稽古に1時間だけ参加してきました。
初コンサートの演目は、モーツァルトが10-19歳に作曲した宗教曲ですが、歌いにくいメロディーが多く、結構手こずりました。
「たった10歳でよくもまあこんなにすごい曲を書いたもんだ」と感心しておりましたが、モーツァルト・アカデミー・トウキョウの後にBCJの稽古へ行き、「ロ短調ミサ」を歌ったら、「やっぱり天才といえども子供の音楽だわね」と感じてしまいました。やはりバッハってすごいんですよね!!そのバッハの集大成と言われている「ロ短調ミサ」と比べてしまったら可哀想なんでしょうけど・・・。
1月5日のコンサートでは、子供の書いた音楽のみを演奏するので、いかにして「いい曲ね」とお客さんに思わせるかがポイントになるのではないかと思います。

BCJの「ロ短調ミサ」は明日が最後のリハーサル。海外の歌手たちも続々と来日。
今朝成田に着いたというのに、休むまもなく稽古に来たアルト歌手のインゲボルク・ダンツは、私がドイツ・シュトゥットガルトのバッハ・アカデミー講習会に参加した時、アルトの講師をしていた人です。ソプラノのレッスンを毎日受けていた私は彼女のレッスンを1度しか聴講できなかったのですが、とても音楽的なアプローチを受講生に提案していて、素敵だなと思っていました。
今日は合唱練習の後で彼女のオケ合わせがあったので、聞かせてもらいました。カウンターテノールのロビンちゃんとはまた一味違った美しい音楽を歌っていて、温かく、やさしい声にうっとり。
今週の月曜日が一人息子の誕生日で、大切な日だったから昨日までドイツにいたという素敵なママは、同じくママのソプラノⅠソリストであるゆかりさんと温かい二重唱を披露してくれました。
モダンを中心に歌っているダンツさんなので、長年BCJのプリマとして活躍されているゆかりさんとは最初お互いの音楽を探りあいながらの歌唱でしたが、ゆかりさんが「こう歌いませんこと?」と優雅にリードするとそれにふわっと寄り添い、時には「こうはいかが?」とダンツさんからアプローチすると、それにはゆかりさんも「そうですわね」とそっと近づく、といったアンサンブルの美しさを見させていただきました。
ロビンちゃんのアニュス・ディは天下一品だと思いますが、ダンツさんのアニュス・ディもこれまた素晴らしく、9日の大阪、11日の東京公演のチケットをお持ちのお客様は、どうぞどうぞ楽しみになさっていて下さい。女性の魅力たっぷりの歌声と音楽をお楽しみいただけるでしょう。
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by mihokohoshi | 2005-12-07 10:51 | 稽古風景