ルンデあしながクラブ

d0047297_2324391.jpg愛知県芸術劇場コンサートホール。
私がソプラノソリストとしてのデビューをこのホールで迎えたのは11年前(ひょえーー!そんなに昔だったなんて・・・)。
曲目はフォーレの「レクイエム」。確か阪神大震災の応援コンサートでした。
その後2度ほど芸劇コンサートホールで歌わせていただき(歌うだけでなく語りもしました)、今回は5回目の登場。何度見ても美しくそびえるオルガンにため息し、少し横に広がる大きな会場に圧倒されます。写真からも美しさが伝わるかと思います。

d0047297_0151012.jpg今回の演奏会はルンデあしながクラブの多大なるご後援を頂き、開くことができました。
ありがとうございました。

原田さんの力強いピアノソロに続き、オルガンとの3曲はステージではなく、2階へ上がり、オルガンのパイプの下に立っての演奏となりました。高い所は好きな方ですが、意外に照明が強く、客席が真っ暗に見えてちょっと怖かった・・・。
ラングレイのピエ・イエズは素敵な曲なんですけど自分が歌いたい声でどうしても歌えず音楽的にも不完全燃焼でした。いつか素敵に歌えるようになりたい曲です。
休憩20分でドレスを着替えて後半は1階ステージでの日本歌曲3曲。ピアノの原田さんは室内楽の経験が豊富ということもあり、アンサンブルがウマイ!音色もきれいで私を支えてくれました。
日本語が美しく歌えるようになるにはまだまだ・・・。聴きにきてくださった名古屋の先生は「日本歌曲は40歳ぐらいにならないと味がねぇ」と。そっかぁ、気長が頑張ろう!
最後は吉田さんのオルガンソロでヴィエルネ作曲のめちゃくちゃカッコイイ「交響曲3番」でしめていただきました。

ルンデあしながクラブとはなんぞや?
名古屋の丸の内に「スタジオ・ルンデ」という音楽ホールがあります。小さなホールですが、演奏者の音と空間を十分に味わうことができ、お客さんも音楽の一部になってしまう素敵なホールです。こちらの社長さんが「未来を目指す若い音楽家たちに是非とも必要な試練の場(公開演奏の機会)を与え、時に暖かく時に厳しく長い目で見守っていこう」という思いを込めて、1992年4月ルンデあしながクラブを発足させました。
一度きりの支援ではなく、長期的視野で支援し続けることを主眼とし、この14年間ソロリサイタルに留まらず、弦楽四重奏団なども支援も行っていました。
こうした支援に賛同してくださった「あしながおじさん、あしながおばさん」は関東、中部、関西と広範囲からなんと約160名以上!ご協力により多くの若い音楽家たちが多くの演奏の場を与えていただき、意欲的なプログラムで応えてきました。私は1999年5月にオルガンの吉田文さんが企画した「オルガンの国のアリス」で語りを担当、そして2002年6月のルンデあしながクラブ10周年ガラコンサート 、2005年10月のボロメーオ・ストリングス・クァルテットにソプラノとして出演させていただきました。これらは貴重な財産となると同時に、新たな発見そして課題を見つけることができました。こうした機会を与えていただいたことに感謝しております。

今年で25周年を迎えたスタジオ・ルンデは、これまで数多くの素晴らしい演奏家を招いていた例会にピリオドを打つことになり、同じくしてルンデあしながクラブも今回の「三人のリサイタル」をもって閉会することになりました。
ですが、オルガンの吉田文さんが「育てていただいただけでなく、これからは育てていただいた私たちが次の若い音楽家の世代へ「ルンデあしながクラブ」の意思を継いでいきたい」と旗を揚げてくださいました。まだアイデアが挙がったばかりで、活動内容の詳細などはお知らせできませんが、「個性と意欲のある若い音楽家の世代を、一回きりのコンサート支援ではなく、長期的に見守り続けられる、今までの「ルンデあしながクラブ」のような体制を続けていけたら」と考えてらっしゃいます。
今回の演奏会場では、「今後も若い音楽家に多くのコンサートの機会を与えたいと思っていただけるあしながおじさん、あしながおばさん、そしてこのような趣旨に新しくご賛同いただける方がいらっしゃいましたらアンケート用紙のその旨と連絡先をご記入いただきますよう」とお願いがありました。私もどのぐらい力になれるか分かりませんが、なんらかの形で関わっていきたいと思っています。もしこのブログをご覧になり、ご賛同いただける方、またはもう少し詳しく知りたいという方は
musik@pippo-jp.com
または
mihokohossie@hotmail.com
までご連絡いただきたく存じます。

今日は長い長~い記事となってしまいました。最後まで読んでいただきありがとうございました。
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by mihokohoshi | 2006-06-24 00:06 | 演奏会報告