ピエトロの息子初演in名古屋

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寒い中しらかわホールへ足を運んでくださったお客様、本当にありがとうございました。
演奏会の前半は、女声コーラス「ヴォーチ・アミーケ」によるハイレヴェルなアカペラを、そして後半はオーケストラとソリストが加わって、藤原先生の合唱オペラ「ピエトロの息子」の初演を美しい音楽と照明、衣裳でお楽しみいただけたかと思います。
今年の春頃、指揮の永友先生からソリストの人選を任され、稽古、移動の予定、宿泊先などを手配してきた私は、オペラの最後に歌われる美しい合唱♪o Luxを聴いてウルウルし、カーテンコールで藤原先生を舞台へお呼びした時もウルウルしました。きっと演奏会が終了したことの安堵感と、藤原先生の心に染み入る音楽に感動したのだと思います。

演奏会までの道のりは楽しくも厳しく、山あり谷ありお花畑あり波あり竜巻あり快晴ありといった感じ。初演のオペラを東京在住のソリストが名古屋で演奏するという初体験に普通のオペラの稽古とは一味も三味も違った稽古となりました。

また「ヴォーチ・アミーケ」の皆さんには大変お世話になり、何不自由ない名古屋滞在をさせていただいたことにも感謝いたします。そして合唱団のメンバーでありながら、オペラの衣裳を全て作ってくださった成田さまにも感謝!写真の左に写っているリュートも彼女の作品なんですよ。服はもちろん、男性陣や子供の靴も手作りされていましたし、衣裳は細かいところまでこだわり、素敵なデザインでした。本当にありがとうございました。

そして毎回の稽古に付き合ってくださった藤原先生、その藤原先生の音楽を最大限に生かすようすべてを注がれた指揮の永友先生とご一緒させていただいた時間も貴重なものでした。本番直前のリハーサルまで合唱オペラを作り上げてきました。
藤原先生が打ち上げでお話されていましたけど「作曲家が書いたレシピを指揮者が演奏者を作って美味しい料理を作る」という作業をレシピの修正から体験できたことは興味深い経験でした。

いつもは何百年も前に書かれたレシピをどう料理してお客様に提供するのかということを考えていて、レシピ自体が変わるということはまずありません。なので煮込めば煮込むほど深い味わいになるシチューを作っている専門店の料理人という感じなのですが、今回はまるで開店を明日に控え、シェフから与えられた野菜の切り方、魚の焼き方、塩加減を必死でこなす新米料理人という感じで、本番直前まで舞台袖で楽譜とにらめっこし、頭の中で何度も反復し、いつもよりも冷静に舞台へ向かいました。

何があっても冷静に対処できるように心の準備がしてあったから、暗転の中、舞台へ出て行った時に裸足の子役さんが「あっ靴はいてきちゃった・・・」と言われても落ち着いて靴を脱がせて舞台袖へ運ぶことが出来ました。そうそう、子役の二人も一生懸命に頑張ってくれました。私も小学4年から子役として舞台に立って、ライトに輝くお姉さんたちを「綺麗ねぇ」と見ていたことが懐かしいです。

d0047297_17402389.jpg懐かしいといえば、高校の同級生Yちゃんとの再会。
オケでVn.を弾いてくれました。
名古屋でよくご一緒するオーケストラ「小牧市交響楽団」には高校の先輩や同級生が所属しているので、再会と共演をさせていただいています。
高校の担任の奥様もVc.を弾いてらっしゃいました。

この次名古屋で歌うのは、3月4日、18日、4月7日でいずれも「しらかわホール」での公演となります。

これで年内は新幹線に乗ることもナシ。ちょこっと競技生活をして、12月22日は王子ホールでクリスマスコンサートをし、年内の予定が終了。1年ってほんっとあっという間です。
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by mihokohoshi | 2006-11-20 18:02 | 演奏会報告