下北沢で過ごした一日

千川通り沿いの桜並木も葉っぱが青々と茂り、新緑の美しい季節となりました。
今日は下北沢にてLa Fonteverdeのお稽古。
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下北沢の駅周辺は小さなお店でひしめいていますが、ちょっと奥へ行くと、閑静な住宅街が広がっています。庭には季節の花が咲き、今はツツジが終わってバラが満開です。
La Fonteverdeとは、ソプラノの鈴木美登里さんが率いる声楽アンサンブルのグループで、9月と11月のコンサート(モンテヴェルディとジェズアルドの作品)に向けてこつこつと稽古に励んでいます。
2年前モンテヴェルディの作品を歌う機会があったのですが、その時はルネッサンスの音楽って一体どうやって歌うのか全く知らなかったし、装飾付けてって言われてもどうやるのか分からないし、あーしろこーしろって言われても、初めてのことだからCDとか聴いてみてもさっぱり意味不明で、約1時間のプログラムを1週間で形にして舞台で歌うという恐ろしいプレッシャーに襲われ、夜もろくに寝られず、「もうわたしゃぁ、バッハ以降の音楽を勉強していくわ・・・」とモンテヴェルディにそっぽを向いてしまったのでした。
なのに、今何故モンテヴェルディを歌っているかというと・・・。
鈴木美登里さんが2年ほど前に、マドリガーレをレパートリーの中心にする声楽のアンサンブルを作られ、この時代は5声のものが多いから一緒に歌わないかと私に声をかけてくださいました。その時は残念ながらドイツへの留学が決まっており、お断りしたのですが、ちょうど先述したモンテヴェルディと戦っていた時でしたので、藁をもつかむ思いで稽古を見学させていただいたのでした。見学だけのつもりが、せっかくだからと一緒に歌わせていただき、アンサンブル、音楽、歌うという意味を味わい、またそれが気持ちよく、素晴らしい体験となったのです。
留学後も再び「一緒にいかが?」と声をかけていただき、これを逃したらモンテヴェルディの良さを味わうことなく一生が終わっちゃうんじゃないかと思って、飛びつきました!!
飛びついて大正解。初心者の私の些細な質問にも嫌がらず答えてくださり、充実した稽古を体験しています。お仕事としていただいたお話ですが、はっきり言ってタダで美登里さんのレッスンを3-4時間受けているといっても過言ではないでしょう。
今日も素敵なレッスンでした。休憩中にも音楽、声楽の疑問や感じることを投げかけても、やさしくご自分の考えを述べてくださり、貴重な体験談も聞いたりして。至福の時を味わっています。
「音楽は自分から発信するのではなく、天からいただいた音楽を体を通して自然に流れてゆくものなんだ」と。「お客様は演奏家を通して天からの音楽を聴いているんだ」と。そう感じて歌うことが出来るようになれるともっと気持ちいいんでしょうね。

稽古の後は、同じく下北沢の美容院IMUに行き、ぼさぼさだった髪をきれいにしてもらいました。IMUの井出さんに切ってもらうようになってもう6年・・・。すごく信頼できる美容師さんで、こうしたいというイメージを上手く伝えることが出来なくても、イメージ以上に仕上げてくださいます。(ちなみに私の最新のプログラム用写真のヘア・メイクは井出さんの作品です。)
今日も素敵に仕上げていただきました。
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by mihokohoshi | 2005-05-19 01:20 | 稽古風景