「エグモント」

東京も厳しい寒さが続いています。
なんとか風邪をひかずに1月の本番を終えることができました。

昨日は東京シティフィルさんと飯守先生指揮によるオールベートーヴェンプログラムが東京オペラシティコンサートホールで行われ、私は劇音楽「エグモント」全曲に出演させていただきました。

「エグモント」は序曲のみ演奏される機会が多いので、名前はよく耳にするかと思います。
実在したエグモント伯を題材にゲーテが5幕からなる悲劇に仕上げ、ベートーヴェンがその戯曲に10曲の音楽を作曲しました。
劇の中で演奏されることもありますが、今回は歌手の池田直樹さんによる日本語の語りを曲間に挿入し、ストーリーを運びながら上演するという形をとりました。

私はクレールヒェンというゲーテが創作した少女の役。エグモントに恋する彼女にベートーヴェンは2つ歌曲を作曲しています。どちらの曲も恋する可憐な少女というよりは、エグモントとともに戦いたいと願う勇ましい女性像をベートーヴェンは強調して描いているようで、行進曲にのってドイツ語特有の沢山の子音を喋りまくるという曲でした。

1年半前に九州で初めてクレールヒェンを歌った時は、ドイツ語の子音に悪戦苦闘して舌がからまりそうになりながら歌っていたことを思い出します。今回は舌も絡まず発音できたのですが、集中力が切れてしまったところで発音を間違えてしまったので(あーーーっ悔しい!!)、次回12月に名古屋で再び「エグモント」を歌う時には完璧に歌えるようにまた練習していきます!

指揮をなさった飯守泰次郎先生とご一緒させていただくのは今回で2回目。1回目は1年前にモーツァルト「レクイエム」を演奏した時で、この公演で飯守先生の音楽に初めて触れて、演奏するということは何かという大切なものを感じることができました。それは漠然としたもので掴みきれていないかも知れませんが、私の中で大きく何かが変化したことは確かです。
今回も先生の音楽を通して、先生の純粋な音楽への思いを感じることができて幸せでした。また先生とご一緒させていただけるように頑張ろう!!!
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by mihokohoshi | 2008-01-19 20:45 | 演奏会報告