6月:ゲルマン民族

日本の6月は梅雨の季節で黴や食中毒と戦う月である。昔は「水無月」と呼ばれ、小学生時代に「あまりにも沢山雨が降るので天のお水が無くなっちゃうから水無月と名前が付いた」と教えられたが、今広辞苑を調べてみたけど、そんなこと一言も書いてなかった・・・。
本当かどうかは別として、2年ぶりに迎える日本の梅雨にちょっと怯える今日この頃だ。
ライプチヒの6月はどうかというと、2003年は異常気象により死ぬほど暑く、1週間ほど部屋探しで町中を歩き回っていたら見事にサンダル焼けをしてしまった。ところが2004年は毎日どんよりと重い雲が空を覆い、もうちょっとで鬱になりそうだった。
Gewitter雷雨という単語を天気予報でよく耳にするのも6月。確か2003年6月に渡欧した際、雷雨のせいで飛行機が飛ばず、ドレスデンから車でライプチヒに輸送された。この時の雷雨で、ベルリンでは死者が出たそうだ。とにかくドイツの雷雨はすさまじい。
そんな6月はお天道様がかなり恋しくなるのだが、ドイツ人のお天道様に対する執着心は並々ならぬもので、ちょっとでも晴れるとすぐ半袖になり、アイスを食べながら「夏だねぇ」と語らい、公園では上半身裸で寝そべる人が続出する。決して気温は高くないので、寒がりの私から見たら「風邪引くんじゃないか?まだ気温20度だよ」と心配してしまう。でもドイツ人は風邪を引かない・・・。
下の写真は4月のものだか公園の芝生にところ狭しと寝転んでいる人々。
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どうして寒くないんだろうと不思議だったが、ドイツ人はほぼ全員体温が高いということが日常生活を共にして分かった!トラムで隣になったおばちゃんがホカホカだったり、コンサートで隣に座ったおじちゃんから熱を感じたり、若い子も・・・。きっと肉食で体のデカいドイツ人は平熱が高いんだと思った。
ドイツ人の大きさ・・・というよりデカさ(この形容がぴったり)には留学直後から驚かされた。ドアノブの位置も高いし、トイレの鏡も上の方に設置されているため、首から上がかろうじて写される状態だ。
こちらの写真は、日本文学を専攻しているAntjeと並んで写したもの。身長は20センチも違う。
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もちろん体重も30キロ違った。これでは靴や洋服が欲しくてもサイズがないのは当然。日本では平均サイズの私だが、ドイツでは一番小さいサイズの靴でも大きかった。


一番びっくりしたのは歯ブラシ。これまたデカい。こんなサイズを口の中に入れて動かすなんてとても出来ない。仕方なく直径1センチの電動歯ブラシを購入して愛用した。
口が大きければお尻も大きいはずで、生理用ナプキンも「これじゃ、オシメじゃん!」という大きさ。でも道端ですれ違う女性は皆大きなお尻をしているし、椅子に腰掛けられないのではないか、入っても抜けないんじゃないかと冷や冷やしてしまうお尻にも何度も遭遇したので、ナプキンの大きさにも納得した。
やっぱりワーグナーのオペラを歌うにはあの巨体じゃないと無理なんだろうなとオペラを見ていて思った。そうした重い曲を歌うための声帯ではなく、バッハやモーツァルトに適した声帯を与えてくれた両親に感謝。それでももう少し大きくなりたいとジャガイモを頬張ったが、あまり変化はなかったようだ。帰国後ほとんどの人が「痩せた?」と言うから。そんなはずはないと体重計に乗ってみたがやはり変わっていなかった。
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by mihokohoshi | 2005-06-01 11:50 | 思い出ぽろぽろ in Leipzig