すごい曲!!

気持ちの良いお天気のよい日が続いています。
街中へ出ると人があふれ、皆さん楽しそうに目的地に向かっていきます。

私はというと、今日はラ・フォンテヴェルデの練習へ行って来ました。
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そう、第7回定期演奏会6月10日(火)
19時から杉並公会堂小ホール
で行われます。

今日からスイス留学を終えたスミが加わり、より一層楽しい練習になりました。

今回の目玉はカルロ・ジェズアルドシジスモンド・ディンディアではないでしょうか。
←こちらのチラシから雰囲気が伝わるかと思いますが、とにかく曲が濃くて、和音進行が斬新で、驚きの連続なんです。

特にジェズアルド。彼は16世紀後半から17世紀前半にかけてイタリアのフェラーラやナポリで沢山のマドリガーレなどの声楽曲を書いています。
そして音楽史で習った「彼が殺人者だ」という衝撃的な事実!美人で有名な奥様の浮気が発覚し、浮気相手と奥様、さらには生まれたばかりの幼子まで自分の子がどうか疑って殺してしまったんだとか・・・。
晩年はうつ病に苦しんでいたようで、そうした精神不安定な部分が曲にも見て取れます。美しい和声が現れては、ふっと消えてしまい、突拍子もない調性が出現するのです。
一体どんな曲なのかを掴むまでが大変で、一度構成が分かると驚きの和声展開が美しく感じられます。今日も一つずつ丁寧に和声を解きほぐし、「この瞬間だけハ長調になるんだね」と分析しながら噛み締めて歌ってきました。

ディンディアもジェズアルドやモンテヴェルディと同時代に活躍した作曲家で、ジェズアルドよりは穏やかではあるけれども衝撃的な和声を紡ぎ、モンテヴェルディのような言葉と音楽の一体感がある曲を作っています。

「なんだか難しそうな曲ばかりね」と思われた方、どうぞご安心下さい。
この二人の曲ばかりではなく、この二人に強い影響を与えたマレンツィオやモンテヴェルディのマドリガーレもちゃんとご用意いたしております。より一層美しい音楽に出会えること間違いなしです。
歌っている私たちが「このほっとする美しいメロディって素晴らしいね」と感じるのですから。
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by mihokohoshi | 2008-05-01 19:34 | 稽古風景