カテゴリ:演奏会報告( 186 )

Dona nobis pacem

9月3日
これから毎年この日が訪れると、これから届く演奏会のDVDを眺めながら、思い出にひたり、私の音楽活動を見直す時間を作ってくれるような気がします。

昨日は体に張り付くような湿度が危険な信号を点していました。リハーサルは14時半から。この昼間の暑さと湿度の中、歩き回るとまた熱中症になりかねないと悟った私は、池袋から芸術劇場まで、なるべく涼しい場所を選びながら、寄り道をしないで、直行したのでした。

d0047297_2252189.jpg芸術劇場大ホールで歌うのは5年ぶり。
以前は巨大に思えたホールも、意外と小さく感じました。
それだけ新国立劇場オペラ劇場が大きかったのかな・・・。

本番前の最終チェックとなる当日リハーサルは、小林先生の音楽に対する姿勢と誠実さと壮大さを改めて感じさせられたものとなりました。

リハの最後は先輩が「先生の指揮をよく見て、音楽をしよう!」と私たちの心を一つにまとめ、本番の直前は約15分の合唱練習を行い、本番の臨みました。

沢山のお客様(その中には、どうしても今日の演奏会に参加することが出来なかったOB会メンバーもちらほらいらっしゃいました)に見守られながら、カンタータ3曲を歌い切りました。
110番のコラールは、先生がどう振ってもそれに着いて行こうという気持ちがメンバー全員にあり、目がいつもの1.5倍の大きさで開き、先生と同じ表情をしながら歌ったと思います。
演奏後、お客様の拍手に答える先生を見て、「先生がお辞儀をする後姿を見るのは、これで最後なんだ」と思うと、なぜか涙で目が潤みました。
そしてアンコールは、バッハの集大成とも言われている「ロ短調ミサ」終曲、「我らに平安を与えたまえ」。リハーサルで先生が「誰がこの曲を選んでくれたのか分からないけど、ぴったりだ。今、一番必要としているよね。心から音楽しよう」とおっしゃられた通り、先生は魂で音楽を表現され、メンバーも魂で演奏しました。お客様も歓喜余ったのでしょうか、音が切れた瞬間、拍手が!!正直なところ、音の余韻も先生と一緒に音楽をし、その後じっと味わいたかった・・・。

退場し、舞台袖へ行くと、先生が迎えてくださり、涙が止まらないメンバーも沢山いました。
涙を拭き拭き急いで着替えを済まして、ゼロ次会と名の付いた打ち上げパーティーが舞台袖で始まりました。
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ビールを飲みつつ、客席で聞いていたメンバーと久しぶりに再会し、抱き合ったり。

先生は「この歳になると、演奏を終えて舞台袖へはける時の足取りが重くてね」とお話なさいましたが、この姿勢の良いこと!!
ご挨拶の中で「昨日の練習で、僕が再敬礼したコラールがあったよね。それを持って棺桶に入ります」とおっしゃられ、すぐさま先輩が「今日のコラールは・・・」と突っ込みましたが、本番のコラールは私たちの気持ちが半分ぐらいしか届かなかったようです、舞台が広すぎたみたいで・・・残念!

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印象に残ったのは、「今まで僕がいろんな音楽家から学んだことを、学生に伝えていかなくてはいけないんだと気がつかせてくれたのが、このクラブだったんです。心からお礼を言います。ありがとう。これからも僕を使ってください。でも指揮をしてくれってみんなで引き釣り揚げるのは、お願いだからやめてね(ちょっと真剣な表情で!)」とお話されたこと。
私がクラブに在籍したのはたったの5年でしたが、先生の音楽と触れることができて本当によかったです。

懐かしい後輩たちも演奏会に駆けつけました。
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将来有望のソリスト、ミズコシ&ユースケ、その隣は「今日舞台にのれなくて残念だった」というイマコさん。
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1次会はイタリアン。参加者は予想を40名も上回る
120名が参加!
次から次へとメンバーが、先生に次回の40周年記念演奏会も指揮をしていただきたいと、説得を試みました。
↑ユースケが説得中。

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爆笑する先生をとらえることに成功。ありとあらゆるお話で、説得を試みております。
成功したようなしていないような・・・。
40周年が楽しみであります!!

みんなから先生にお礼の気持ちとして、お住まいのある湯布院で浴衣を着て、奥様と歩いていただきたいということで素敵な浴衣と、それから美術油絵科に在籍中で今日ソプラノ合唱を歌った女の子が作ってくれた世界に1つしかない素晴らしいウチワをプレゼントしました。このプレゼントに先生は心から喜んで下さいました!

d0047297_2351116.jpgソロを立派につとめたエダマと。

d0047297_237104.jpg本番直前まで走り回っていた節子さんと。

d0047297_2395721.jpg総務の田崎さんと。 

d0047297_239171.jpgミュンヘンで活躍中のちゆちゃん兄さんと。

先生の周りは人が一杯で、なかなか写真を撮ることも出来ず、
こんなツーショットを試みるメンバーもいた!↓
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d0047297_2314870.jpg最後まで食べ続けていたじゅんくんは、これからが楽しみな歌手です。


また5年後、日本中世界中からメンバーが集まって、先生と共に音楽できることを楽しみにしています!!
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by mihokohoshi | 2005-09-04 23:24 | 演奏会報告

すんごく寒いドイツより

みなさまご無沙汰しております。
成田を飛び立ち、すでに1週間が過ぎてしまいました。
ドイツは昨年と同様、ものすごい冷夏で、半袖など必要なく、みんなマフラーをして寒さを乗り切っている状態です。私は持参したカイロでしのいでいます。
朝は9度、日中も18度までしか上がりません。猛暑の日本にいらっしゃる皆さんにとっては、信じられない気温でしょう!!

ツアーの日記はまた改めて書こうと思っていますが、簡単にご報告を。

Ansbachでのロ短調ミサは二夜連続でしたが、満員のお客様の中、大成功を収めました。私も倒れることなく、無事歌いきることが出来ました。

そして今はハンブルグ。
昨日レンツブルグという小さな街で、モテットとマニフィカートを演奏してきました。
こちらも満員のお客様!そして演奏終了後は暖かい拍手を送ってくださり、気持ちのよい演奏会となりました。
今日はリューネブルグ。8月下旬になるとヒースが美しく咲く街です。昨年も今年もその美しいヒースを拝む事ができないのが残念ですが、寒さに負けず、今日も元気に歌ってきます。
それではまた。お体大切に。
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by mihokohoshi | 2005-08-10 18:27 | 演奏会報告

ご心配をおかけしました

29日のカザルスホールへ聴きにいらしてくださったお客様、途中から降板しまして、大変ご心配をおかけしました。
本番前まではちょっと疲れてはいましたが、それ程体調不良を感じることはなく、普通に元気でした。
モテットの”Jesu,meine Freude”も最初はよく歌っていたと思います。京都の公演より集中力がなく、他のパートが聞こえないなとは思っていましたが、至って元気でした。
おかしくなったのは、"Gute Nacht"が終了し、椅子から立ち上がった時。
突然視野が固まり、目を動かすとぐらっと揺れそうになったのです。倒れないように右手でお腹を押さえて体を固定させ、楽譜は左手に持ち、マエストロを見たら貧血を起こしそうだったので、ずーっと楽譜のみを見て歌っていました。
最後のコラール"Weichet"はもうダメかと思いましたが、何とか歌い切り、ステージに引っ込みました。
その時はもう手に力が入らず、頭はボーっとしているし、これでは"Singet"のような激しい曲は歌えない!!とパニックになった私は、を体内に入れることができるジュンくんを探し、「貧血みたいなの!気を頂戴!!」と叫んでいました。
ジュンくんもびっくりして、「そんな力はないけど・・・」と答えつつ、私の首筋に手を当ててくれたのですが、間に合わず・・・。
休憩まで楽屋で横になり、元気になって、"マニフィカート"は歌おうと思っていました。が、病状は悪化するばかり・・・。過呼吸により、手がしびれるし、顔はこわばるし、フラフラしなくなったら、今度は気分が悪くなるし・・・。環さんも私のお腹に手を当てて、気を送ってくださったのですがダメでした。
なんとか立ち上がれるものの、歌うことは全く出来ず、降板を決断しました。

本番終了後、日大の救急病院へ行き、血液検査を受けましたが、特別に異常な数値はなく、多分「ストレスと過労」が原因でしょうとのことでした。
今日もBCJの稽古があったのですが、ちょっとこの暑さの中、稽古へ向かう体力がまだ回復できなかったので、お休みさせていただき、クーラーと上手に付き合いながらゆっくりしました。
おかげさまで随分良くなりました。

29日の東京はめちゃくちゃ蒸し暑く、外を歩くと汗がだらだらと滝のように出るぐらい!!
よく汗をかいたので体温調節がちゃんと出来ていると安心していたのですが、その分水分補給をしなくてはならなかったのに、それが不十分だったことと、外気とクーラーの効いたホールやお食事処の激しい気温差に、疲れていた体が十分に対応できなかったことから来る不調だったと思います。
もちろん体を冷やさないようにと、冷たい飲み物ではなく、温かい飲み物を飲んでいましたし、常に上着を持ち歩き、レストランでは羽織って調節もしていましたし、ホールでの稽古中、足が冷えるので、サンダルだけど靴下を履いて、「なーに、ほしちゃん、かっこわるーい!センスの悪いドイツ人じゃん」といじめられても我慢してましたし、首には手ぬぐいも巻いて、冷気を吸わないように口にタオルを当てたりと、完全防寒して、体調管理には十分気をつけていたのですが、東京の蒸し暑さには勝てませんでした・・・。
本当に異常な気候になってきました。自然破壊って本当に恐ろしいことです。

本番前、マエストロが私の顔を見て「疲れている?」と尋ねたのですが、私は普通だったので、「いえ、元気です」と答えていたけど、オーラがなかったのかも知れません。マエストロは私の不調を見抜いていたのかも。

それにしても過労とは情けない。舞台に立てず穴をあけたのは、学部3年生の時、メサイヤの合唱を歌っていた時以来かと思います。
今回のプロジェクトに向けた稽古はもちろんハードですが、今までも経験したハードさでしたし、何とか乗り越えられると思っていたのですが、サンジューを前にして、基礎体力のなさと歳を感じてしまいました。
これからもっと気をつけなくては。ツアーで倒れたりしないように、今は無理せず、落ち着いて稽古に参加していこうと思います。

京都に関してはまた次回お知らせします。
今日はカザルスホールでのリハーサル風景の写真です。
d0047297_23531941.jpg渋滞に巻き込まれ、オルガンとコントラバスの到着が遅れました。
ポジティブを弾くはずのイマコさんはチェンバロで対応してリハーサルが進みました。
コントラバスはホカホカになって到着し、西澤さんは半泣きしてました。



d0047297_23552993.jpgいつも元気な合唱のみんなもちょっとお疲れ気味です。
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by mihokohoshi | 2005-07-31 00:00 | 演奏会報告

モテットのレクチャー

昨日東京オペラシティ・リサイタルホールにて、鈴木雅明氏による「モテット」のレクチャーが行われ、合唱のメンバーとして参加してきました。
日中は30度を越える真夏日となり、「西新宿五丁目」からオペラシティまでの坂道を黙々と上り、涼しい楽屋でほっとしたのもつかの間、16時から17時までみっちりリハーサルをこなしました。
ホールはリハーサルの時から寒く、本番も水色のストールを巻いて、体を保護していたのですが、手は冷たくなるし、足は紫色っぽくなるし・・・、最後の方は頭痛まで出てきて、「あぁ、そういえばホールって夏はガンガンに冷えているもんだったなぁ」と、夏だから半袖のワンピースでいいやと思ってしまったことを反省しました。
客席はいかがだったのでしょうか?ノースリーブで平気だったという方もいらっしゃるし、背広を着て丁度良かったという方もいらっしゃったようです。本当にこの時期は部屋の中と外の温度差が激しいので、気をつけなくてはいけないですね。

本番は満員御礼の垂れ幕が下がるのではないかと思われる程超満員!!5分前ぐらいにドアの小窓から客席を見てびっくりし、慌てて楽屋に駆けて、「お客さん、すんごく沢山入っています!!」と報告してしまいました。
2年と3ヶ月ぶりのBCJ参加でしたので、入場した時はお客さんを見ることが出来ないくらい固まっておりました・・・。いつも本番で味わう、手が震える緊張ではなく、体が固まる緊張でした。
この緊張はBCJで歌う時によくなるのです。多分他の本番ではほぼ暗譜が出来ているのですが、BCJの本番は歌う量が多く、なかなか暗譜が出来ないので、通常とは違う緊張になってしまうのだと思います。オペラは2-6ヶ月かけて暗譜と音楽作りと演出の稽古がありますから、手が震える緊張をします。

・・・すみません、もう「ジュリアス・シーザー」の稽古に行く時間になってしまいました。
続きはまた書きます。今日は12-21時という長丁場です。マエストロ稽古でもあります。
少し昨日の打ち上げの写真を数枚後紹介。

d0047297_12541110.jpgユウスケとロビンⅡ世とあらゆー











d0047297_12542837.jpgホシとちゆちゃん












d0047297_12544139.jpgいつも優雅な野々下さん  
















d0047297_12545948.jpgこれは29巻CDの表紙になる予定(ウソ)。
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by mihokohoshi | 2005-07-12 13:00 | 演奏会報告

お待たせしました!宗研合唱団演奏会のレポートをUpしまーす。

11日の夜あまりよく寝られなかったので、上野駅でアルフェミニを購入し、楽屋にて一気飲みをし、頭と体にを入れました・・・。いつも寝不足や頭がぼーっとしている時にこのドリンクを飲むと症状が少し和らぐので、愛用しています。

12日は朝10時半からリハーサルをして、2時から4時まで本番。5時から8時半まで打ち上げというスケジュールとなりました。

ほとんどのアマチュア合唱団の演奏会は、当日にリハーサルを行うので、1日に2回本番をこなすのと同じ体力が必要となります。宗研合唱団もそうで、9時から舞台のセッティングや楽屋準備のために合唱団の方がホールに入り、いろいろと準備をしてからまずリハーサルを2時間。そしてお昼を食べて衣裳に着替えて化粧をして、本番をまた2時間。先日も述べたように、こちらの合唱団は平均年齢が60歳を超えているのですが、皆さん本当にお元気で、余裕で午前中のリハーサルを終え、本番もほとんど立ちっぱなしで歌い切り、打ち上げでは沢山飲んで食べて喋って・・・なんです。恐れ入りました。
私の方はというと、大体毎日お昼が練習時間だったので、10時半までに発声をしてスタンバイしておくことはちょっとだけ気合が必要でした。

石橋メモリアルホールは、私が学生時代所属していたバッハ・カンタータ・クラブが毎年演奏会をしていた場所で、500人から600人収容できる小ホールです。舞台袖がないため、地下の楽屋から舞台まで急な階段を上がらなくてはならず、裾の広がったドレスは着ることが出来ません。ですので、今回は黒のスマートなドレスを選びました。これは昨夏、ドイツで購入したもので、今回が初のお披露目。写真を撮ろうと思って忘れてしまいました。また次回。

d0047297_0131867.jpgオーケストラの方たちはほとんどが芸大の学生さん、または卒業生で、気持ちの良い演奏をしてくださり、私たちをしっかりサポートしてくれました。こうして一緒に音楽できるって幸せだなぁと、彼らの演奏する姿をみて感じておりました。どうもありがとうございました。
←これは11日の稽古風景。

演奏の方は、難しいカンタータ21番もお客さんから見てそれ程ヒィヒィ歌っているようには見えないぐらいには歌えたようです。事故もありましたし、練習で辛い箇所は本番でも辛かったですけど、このカンタータを留学最後の教材として使用し、とてもいいレッスンを受けることが出来たので、思い出の一曲になりました。

さて本番の後は、しのばず方面に繰り出し、イタリア料理店のフロアーを貸し切っての打ち上げ!皆さん盛り上がっていました。それではテーブル毎に写真でご紹介!!

まずは女性陣から。
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それから男性陣。
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私も一緒に。
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がちょーんの私とほろ酔いのじょるじゅ。
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若い方もちらほら。
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アルトの中巻先輩とオルガンを弾かれた色白の広沢さん。
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今回も華麗な大変身を披露されたテノール兼指揮者の大島さん。
八重歯がかわいいのです。となりは奥様。
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奥様は私のドイツ語の先生でもあり、栄養補給としておいしいお料理を食べさせてくださいます。お隣りは初二重唱で緊張したバリトンの大田さん。
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こちらの4名は今回が宗研デビューの方たち。
左が舞台に上る急な階段で心臓バクバクになってしまったけど楽しく歌うことができたというイトウさん。右はとにかく歌うことが楽しいという田中さん。
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左はjirohさんの輝きと共に歌ったというSudaさん。右は稽古は長かったけども本番はあっという間だったというすがやさん。
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宗研の皆さんは「いつも歌ってくださってありがとうね」とおっしゃってくださいますが、私は「いつも宗教曲を一緒に歌わせていただけて本当に嬉しい」という気持ちで一杯です。またご一緒させていただければと思っています。
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by mihokohoshi | 2005-06-14 00:54 | 演奏会報告

帰国後の初仕事と初鑑賞

緊張のせいか昨晩はあまりよく寝られず、目の下にはクマが・・・。こんな状態でちゃんと声が出るのであろうかと不安でしたが、なんとか無事3曲コラールを歌ってきました。
d0047297_1515587.jpg左はリハーサル中の大塚氏。「この演奏会の場を借りてレパートリーを増やしたい」と、とても意欲的なプログラムを組んだそうで、時間ぎりぎりまで練習を続けていました。
近くで演奏を拝見していましたが、オルガンは右手左手そしてまで使ってオーケストラさながらの演奏をするわけで、まるで魔術師のよう。足は2本しかないし、足の指を使うわけには参りませんので、足先とかかとの計4箇所を駆使するようです。それでも足で弾いているとは思えない旋律を奏でてしまうのですから、さすがですね。
私もオルガンの魅力に惹かれたことがあり、1年だけ副科としてオルガンの授業を取りました・・・。歌よりも練習しましたけど、3つ同時に使いこなすことが異常に難しく、頭が分裂症になりそうでした。
ちょっと小話。オルガンの鍵盤にダミーがあるってご存知でした?聖路加教会のオルガンは3段プラス足の鍵盤からなっているのですが、一番上の鍵盤の左から10個ぐらいは押しても鍵盤が下に下がらない偽物の鍵盤なのです。触らせていただきましたが、下がらない鍵盤ってマネキンみたいで冷たさを感じました。

演奏会の後、一人のかわいらしいオルガニストを大塚氏から紹介していただきました。彼女もつい最近までハンブルグでオルガン留学をされていたんだとか。1月に彼女と一緒に埼玉で演奏する機会が出来るかも知れません。また決まりましたらコンサート情報でお知らせします。

さて夜は津田ホールにてMusica Novanta Noveのコンサートに行ってきました。
d0047297_15423562.jpgムジカ・ノヴァンタ・ノーヴェは声楽家の三池先生ご夫妻の指導の下、イタリア音楽を勉強している方たちの演奏会で、毎年テーマを決めて開かれており、今年はなんと33回目!
大学の同級生で仲良しの郁ちゃんが出演しているので、学生の時から何度か演奏会に伺っています。毎年充実したプログラムで興味深く、今年も「イタリアオペラが大きく様変わりした1800年初め」をテーマに、今まで聞いたことのない作曲家からドニゼッティ、ロッシーニあたりまでの美しい曲を知ることが出来ました。あの「ウィンザーの陽気な女房たち」(ドイツ語)を作曲したオットー・ニコライが、イタリア語でベッリーニと見紛う(聞きまがう)滑らかな曲を書いていたとは驚きでした。いや、この曲を歌った郁ちゃんがあまりにも素晴らしかったからそう感じたのかも知れません。今まで鳥肌が立つ感動はありましたが、郁ちゃんの第一声を聞いて、皮膚とその下の脂肪の間がざわざわっとする感動を味わったのは初めてでした。
学生の頃は一緒にケーキの食べ放題に行ったり、美味しいものを食べに行ったり、ボーリングしたり・・・と色気より食い気の強かった私たちですが、2年ぶりの郁ちゃんの声には、清楚な色気が加わり、素敵な女性に変身していました。私もいつまでも色気のない「天使みたい(子供みたい)」な声で歌っていてはダメです・・・。イタリアとドイツの違いはあっても、声の色気はどちらにも必要なものでありまして、オペラを歌うには必要不可欠であります。私も頑張らなければ。
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by mihokohoshi | 2005-05-28 15:12 | 演奏会報告