カテゴリ:演奏会報告( 184 )

3月23日に演奏したマーラー「嘆きの歌」の批評がA新聞に載っていたそうです。
そこでC先生が「ボーイソプラノを受け持った星川美保子の技巧と清廉な表情が冴えていた」と書いてくださいました!精一杯歌った演奏をこのように評価して頂き、とても嬉しいです!ご報告まで。

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さてマーラーの前に行われたのがラ・フォンテヴェルデによるフェスタのアカペラ公演です。

アカペラのみで公演をするのは初めて!1時間というミニコンサートとはいえ、緊張感たっぷりで練習が進みました。天気によって気圧によって気分によってお腹の空き具合によって(笑)音程が微妙に変化するようで、練習過程が楽しかったです。私は風邪を完治できないまま練習で少し辛かったですが…

当日は快晴!暑かったです。
美術館に入り、会場に到着して…「あ~…」と残念な声が…。そこは絨毯が敷いてある会議室(視聴覚室)で残響はゼロだったからです(泣)。
響きを作り出す置物を歌手の後ろに置いて下さったものの、フェスタのような曲(システィーナ礼拝堂で歌っていた)を会議室で歌うなんて…。それでも最善を尽くそうと、みんな一丸となって11時~、14時~の2回公演を歌い切りました!何ヵ所か事故はありましたが、無事に終わりほっとしました。
そしてしっかり「ラファエロ展」も鑑賞させて頂きました!聖母子の美しかったこと!感動しました!
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by Mihokohoshi | 2013-04-08 11:01 | 演奏会報告

d0047297_1552272.jpg先週日曜に開花宣言があった東京の桜は、あっという間に満開になっています。
マーラーに追われていた私は、桜を愛でる余裕もなく、本番当日サントリーホールの近くで満開の桜を目にし、びっくりいたしました。
曇り空に淡い桜が儚げでもあり、エネルギーに満ち溢れているようでもあり、力をもらったような気がいたします。

d0047297_1552212.jpgマーラーの交響曲との出会いは小学校4年生の時でした。地元名古屋で児童合唱団に入団したばかりの私は、名フィルと名古屋出身のソリスト、合唱団、そして外山先生の指揮で8番「千人の交響曲」の児童合唱に出演いたしました。これが私の初舞台となるのですが、母に書いてもらったカタカナのラテン語とドイツ語を読みつつ、必死に歌っていたことを覚えています。それでも指揮者に対する緊張感とともに、冒頭のオルガンの荘厳さ、そして2階客席から注ぎ降る金管のハーモニー、混声合唱の素晴らしさに感動し、マーラーの音楽に浸っていたくて、本番の録音テープを何度も何度も繰り返し聴いていました。

今回はボーイソプラノを歌うという非常に珍しい公演となり、いったいどのような意図で私が子供を歌うのだろうか??と疑問がありました。楽譜を見てみると本当に子供が歌うのだろうかと驚くような難しさで、オケ合わせまでどのように歌ったらよいのかさっぱり・・・という具合でした。
指揮の秋山先生、オケの東京交響楽団とは初共演で、手探りの状態でオケ合わせを迎えたわけですが、オケを聴いて、「千人の交響曲」の感動がよみがえり、わくわくしながらオケの音の渦の中に身を置きました。
アルトのOさんから的確なアドヴァイスをいただき、怨み辛みたっぷりの笛の怨霊になるべく、2日間でしたがやれることを精いっぱい表現しました。きっと私のような声は、どれだけたっぷり歌ったとしても子供のように聴こえるだろうと考えて、あまりボーイソプラノ役ということは考えずに歌いました。どんなに子どものように歌ったとしても、本物の子供の声のようなピュアで神聖な声は出せないですし。

公演はライヴ録音されたとか。CDになるのでしょうか??なったらじっくり聴いてみたいです。
じっくりというのは、3部構成のこのカンタータ。私の役は3部の後半に歌うだけで、約40分舞台の上でオケに囲まれて待っていたのです。ヘンデルのメサイヤもソプラノの出番までに40分待ちますが、ヘンデルとマーラーとでは同じ待つにしても違っていました。音のエネルギー、重さが違うので、体もマーラーの音に耐えられるように気を張って待っていたように思います。全体を通してゆったりじっくり聴いてみたいです。

d0047297_1552270.jpg初めてご一緒させていただいたソプラノソリストのKさん。
若手としてバリバリご活躍で、楽屋が同部屋でしたが、とても気持ちの良い女性でした。しっかりとご自分の音楽をお持ちで、今後も期待大の歌手です。


公演の次の日は声楽アンサンブル「ラ・フォンテヴェルデ」メンバー、よーたんの結婚式が横浜であり、家族3人でお祝いをしてきました。
この日までオケ合わせから緊張で全く眠れなかったのですが、本番の緊張から解かれた解放感と結婚式で幸せオーラを浴びたおかげで、布団に入って5秒で眠り、息子も新幹線に乗ったり、見たり、名古屋から来た祖父母に会ったり、結婚式でいろんな方に会ったりで疲れたのでしょう。朝9時半までぐっすり眠ってくれました。4月19日の公演までゆっくりできるので、ここ2週間一緒に遊んであげられなかった分、息子のために時間を作ろうと思います。

3月19日に行った東京の春音楽祭「ラファエロ展」での演奏会(ラ・フォンテヴェルデ)についてはまたUPいたします。
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by Mihokohoshi | 2013-03-25 15:05 | 演奏会報告

今日は雲一つない快晴でしたが、自転車をなぎ倒すほどの冷たい強風が吹いていました。様々な物も飛ばされ、目の前を鉄板が飛んでいった時は一瞬凍りついてしまいました・・・。

今回で3回目となる被災地のためのチャリティーコンサート。今回は強力なゲストをお迎えすることができ、とても楽しい演奏会となりました。満員のお客様もとても喜んで下さり、本当によかったです。ご尽力くださった教会関係者の皆様には心より御礼申し上げます。

ゲストは前回に引き続き、大人気のバリトンくりちゃんと、歌の伴奏で大変お世話になっているコセくん、そして同級生で親友で尊敬しているメゾの郁ちゃんの3人でした。
くりちゃんは今回もうまくリードしてくれて、演出でも盛り上げてくれました。前回からのお客さんはくりちゃんのファンなんです!!歌声だけでなく、聴かせるところは聴かせて、泣かせるところは泣かせて、ぐいぐい魅力で引っ張っていってくれます。今回も大変お世話になりました。
ピアノのコセくんの伴奏はどう歌ってもぴたっと並走してくれるので安心。そして音が力強いだけでなく、繊細な部分も素敵で、今回はソロでも魅了してくれました。
そして郁ちゃんは素晴らしいの一言。豊かな声量とやわらかい響き、そして表現力、どれも素晴らしくて、一緒に歌うことができて大変勉強になりました。「花」の二重唱も気持ちよく歌わせてもらいました。

そして聖歌隊と一緒に歌った「フニクリフニクラ」は大変盛り上がりました。振りもつけて楽しかったです。お客さんの手拍子も温かく、アンコールにふさわしい演奏となりました。聖歌隊の皆さんにも今回大変お世話になりました。ありがとうございました。

震災からもうすぐ2年が経とうとしています。あっという間でした。東京でも余震が続く時期もありましたが、どこか忘れかけている自分がいました。でも今回のチャリティーコンサートの3部で被災した女の子が当時の状況をお話してくれ、胸が締め付けられました。彼女は被災して心のケアの大切さを実感し、「海の会」から奨学金を受けながら心理学を勉強しているのだそうです。そんな彼女が終演後目を輝かせて挨拶に来てくれました。今日の演奏が彼女の心を少しでもほぐすことが出来たのであれば、こんな嬉しいことはありません。やはり生の歌声には力があるのだと信じることができた瞬間でもありました。
これからも毎年2月にチャリティーコンサートを開催していく予定です。来年はもう一人の聖歌隊指導者が中心となって計画しますので私は裏方に回ります。私は再来年もっともっと素敵なチャリティーコンサートができるように2年間じっくりと計画を練っていこうと思っています。

終演後にロビーでぱちり。みんな、本当にありがとう!!
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by Mihokohoshi | 2013-02-16 23:45 | 演奏会報告

青空にすくっと伸びたスカイツリーを見ながら、ティアラ江東へ向かいました。
少し寒い日でしたが、空気の冷たさで目を覚まし、身体によい緊張を与えてくれたように思います。

昨日2月11日は午前中リハーサルをし、14時からティアラ江東で宗研合唱団の定期演奏会「ロ短調ミサ」の本番を行いました。800名以上という満員のお客様にお越しいただき、本当に感謝しております。ありがとうございました。
また素晴らしいソリストの先輩方とオーケストラの方たちに支えられ、合唱団の皆さんから勇気をもらうことができ、息子の発熱などで直前までぐったりでしたが、何とか歌い切ることができました。ありがとうございました。

その息子ですが、当日は私の同級生のご家族と一緒に電車の博物館に行ったり、公園に連れて行ってもらったりと思いっきり楽しんだようです。このご家族には本当にお世話になっており、息子もすっかりなついております。今回も大変お世話になりました。

d0047297_20461513.jpgティアラ江東はコーロヌオーヴォと一緒にモツレクを歌わせていただいて以来です。
合唱団やオーケストラ、また演目も違うためでしょうか、昨日はまた違った表情、響きになっていたように感じました。
念入りなリハーサルを重ね、より良い音を求めてオケの方がいろいろ提案してくださり、宗研にぴったりの音、音響で納得のいく演奏をすることができたのではないかと思います。ちょっとした工夫でこんなにも音がイキイキとするのかとびっくりしました。

バッハのロ短調ミサ曲、やはり難曲です。合唱もソロも。何度歌ってもなかなか思うようには歌えません。
今回はデュエットのお相手がいつもお世話になっている先輩でしたので、アンサンブルの不安は全くなかったですし、リハーサルが終わってから楽屋でも録音を聴きながらアルトソロの先輩と「こうなってるのはダメだから、こういうふうに歌えたらいいよね」と意見を重ね、特に2曲目のChriste eleisonは今まで以上に落ち着いて歌うことができました。
落ち着いて歌えたのは、合唱団の冒頭の難しいKyrieが素晴らしく美しく響き、気迫と良いエネルギーが会場を満たしてくれたこともあります。胸が熱くなり、この素晴らしいKyrieに続く、素敵なChristeを歌いたいという思いが強くなりました。最後まで合唱団と一緒に歌い上げることができたロ短調ミサ曲だったと思います。
あまりにも素敵に皆さんが歌われるので、所々一緒に合唱を歌ってしまいましたが、最後のDona nobis pacemは黙って皆さんの歌声に耳を傾けたくなりました。私がどんなに小さな声で歌っても、それが邪魔になるような気がしたからです。
このロ短調ミサはO先生と宗研合唱団が作り上げてきた、宗研合唱団のロ短調ミサなのだと感じ、耳を傾け、音楽に浸ることができました。とてもよい演奏会だったと思います。一緒に歌うことができて幸せでした。

打ち上げでは皆さんとても満足のお顔をしていらして、お酒もお食事もすすんでいました!!この成功を良い自信にして、次回のクリスマスオラトリオ4-6部他の演奏会につなげていかれると思います。次回もご一緒させていただけることを楽しみにしております。

さてさて、2月16日は代田教会にて第3回被災地のためのチャリティーコンサートを行います。
東日本大震災の後、何かしたい!でも私一人で何ができるのか。。。と悩んでいた時に、聖歌隊指導に伺っている代田教会のことをふと思い出し、すぐさま聖歌隊の方と連絡を取って、「チャリティーコンサートがしたい、教会で歌わせてください」とお願いしました。教会側も協力して下さり、今回で3回目を迎えます。
今回は大親友で実力のある郁ちゃんに共演をお願いすることができ、ピアニストもお世話なっているコセくんにオファーして、前回から引き続きバリトンの栗ちゃんの4名でパワフルな演奏会にしたいと思っています。
私はいつも宗教曲と声楽アンサンブルのお仕事がほとんどですが、この日はフランス語のオペラアリアに挑戦いたします。他の共演者に求められて無理矢理の挑戦ですので不安いっぱいですが、楽しく歌えたらと思っています。
ほかにも滝廉太郎の日本歌曲、カンツォーネ、リート、華やかなオペラアリア、重唱をプログラムしましたので、きっとお楽しみいただけると思います。

明日は雪が降るかもしれないとか。体調だけ崩さないよう気を付けたいです!!
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by Mihokohoshi | 2013-02-12 20:46 | 演奏会報告

d0047297_18384358.jpg1月12日は穏やかに晴れて、それほど寒くない気温になり、気持ちの良い一日でした。

ジングアカデミー東京では主人も合唱団の一員として歌っているため、私たち家族3人は朝からドタバタと準備をし、息子の大好きな電車で会場となった浜離宮を目指しました。
何とか遅刻することなく到着。楽屋を一つ提供していただき、この日託児をお願いしたH野さんが沢山おもちゃを持ってきてくださったので、楽屋はあっという間にキッズルームへ変身しました!!

リハーサルも順調に進み、予定通り1時間半の余裕をもってランチと着替えなど準備。息子はプラレールに夢中でしたので、私も落ち着いて支度をすることができました。

本番は220名を超すお客様が温かく見守ってくださり、とてもよい演奏会になったのではないかと思います。
第3回定期演奏会の時から一段とレベルアップした合唱が心地よく、合唱曲に挟まれた二重唱、四重唱も精いっぱい歌うことができました。

特に後半のプログラム、ディストラー作曲「クリスマス物語」(←クリスマスの曲と新年の曲をプログラムされたとのことでしたので、合唱団は赤のワンポイント、ソリストは緑のドレスを選び、舞台はクリスマスムードでした)は45分アカペラでノンストップ!!集中力が必要となります。合唱団の方たちは前日まで本当に最後まで歌いとおせるのかと不安だったそうですが、リハーサルから緊張感がぴしっとあり、とてもメリハリ良く進んだと思いました。私は天使ガブリエルの役を頂戴し、2階のバルコニー席から歌いました。2階の客席で立ち上がるとバルコニーが低く感じられ、なんだか落ちそうな気がして怖かったです・・・。上から歌うことにより天使っぽく聴こえる効果があったのか、好評でした(笑)。

打ち上げはイタリア街にあるレストランでビュッフェの食べ放題!!お腹がぺこぺこでしたので沢山いただきました。前回の打ち上げもこちらでしたが、どれもおいしくて全種類制覇してきました。息子はというと、朝早起きして、昼寝もせず夕方まで遊びまくったからか、レストランに着いた途端パパの抱っこでスヤスヤ。おかげでゆっくり食事を楽しむことができました。
d0047297_18384319.jpg2次会は新橋のホテルの21階にあるラウンジで。
ここでは1畳ぐらいの広さのある出窓からJRが見られたため、息子は出窓に居座り、「しんかんせん、きたよーー」と大興奮でした。1時間ほど眠ったためにリセットされてご機嫌だったことも助かりました。
ホテルのラウンジは高級ですね。ほんのちょっとの紅茶が高い!!!値段をみてきっとポットで飲めると思ったのですが、カップにちょっとでした・・・さみしい~。

d0047297_18384388.jpg第5回定期演奏会はフランスものだそうです。また夫婦で参加すると思います!!
息子も一緒に参加できるようになるのはいつかな~と夢を見つつ、ジングアカデミー東京のメンバーとして一緒に音楽を作っていきたいと思います。
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by Mihokohoshi | 2013-01-13 18:38 | 演奏会報告

d0047297_22552417.jpgラ・フォンテヴェルデのクリスマスコンサートは昨年までルーテル東京教会で行っておりましたが、今年は定期演奏会をさせていただいているハクジュホールでの開催となりました。

エントランスやロビーには鶯色と桜色のツリーやリースが飾られたハクジュホールは足を運んでくださったお客様の心も一瞬にしてクリスマスムードに染めてくれたのではないかと思います。

そして寒い中本当にたくさんのお客様にお越しいただき、ラ・フォンテヴェルデ10周年最後のコンサートを飾ることができましたこと、感謝申し上げます。

今回は16世紀後半のスペインルネサンスを取り上げ、前半はイエスの誕生を祝う歌を、後半はビクトリアのレクイエムを演奏いたしました。

プログラムノートにミドリさんも書いていらっしゃいましたが、ビクトリアのレクイエムは東日本大震災のチャリティーコンサートで取り上げた曲です。あの震災後、心から喜び待ち望むクリスマスを過ごすことができなくなってしまった方も多いと思います。いまだに解決が見られない原発、そして復興が進まない被災地。度々襲う余震で忘れることができない3.11のことを胸に、祈るように45分集中して歌いました。
プログラム後半で45分ノンストップで流れるこのレクイエムは、歌い終わると魂が抜けてしまうといいますか、集中力がぎりぎりで、体力もぎりぎりで、放心状態になってしまいます。最後の音が切れた瞬間、歌い切った安堵感と客席との一体感を感じた余韻でうるっとしてしまいました。
完璧には歌いきれませんでしたが、それでも12人の歌声がまとまり、歌いつなげられていった45分は、まさに私たちの祈りの心そのものだったと思います。

今回はうれしい再会がありました。同級生のオイちゃん(テノール)と一緒に舞台に立つのは、多分学部4年生の時に歌ったドイツレクイエム以来!!彼の声はピュアで美しく、同級生の成長と活躍をうれしく思いました。またいつか共演できたらいいなと思っています。

さて今年の演奏会はこれで最後。後はレッスンをしたり、指導に行ったりして年末を過ごします。
12月30日にはラ・フォンテヴェルデ後援会「TINO」の懇親会パーティーがあります!TINO会員でなくてもラ・フォンテヴェルデを応援してくださっている方であればどなたでもご参加いただけます。
詳しくは下記へお問合せください。

mihokohossie@gmail.com

来年も応援よろしくお願い致します。
それでは素敵なクリスマスと良いお年をお迎えください。

星川美保子
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by Mihokohoshi | 2012-12-17 22:55 | 演奏会報告

d0047297_22425728.jpg録音会場となる音楽堂は激しく雨が降ると録音マイクに雨音が入ってしまうため録音をすることができないのだそうです。
台風が近づいて心配でしたが、10月1日の録音開始日は台風一過の快晴で雲一つないお天気となりました。
みんなで「ジェズアルドさまに見守ってくれているんだ!」と予定通り録音が開始できたこと、感謝しました!

1日5~6曲を目標に丁寧に録音が進められます。
初日の午前中は音決め。立つ位置、マイクの位置、楽器の位置など、バランスを考え、歌いやすいかどうか、アンサンブルしやすいかどうかも考えてセッティングされます。

場所が決まったら、「腹が減っては・・・」ということでランチ!!
お腹が満たされてちょっと眠くもなりましたが、録音開始となればそんなことも言っていられません。

d0047297_2252577.jpgまず1回歌い、録音を聴いて音などチェックをします。これでバランスなどを整えて、本格的な録音が始まります。
ただでさえ難しい音、和声が並ぶジェズアルドのマドリガーレを、ディレクターの厳しい耳で音程や発音などをチェックして、何度も納得がいくまで続けます。
今回いつもよりも頭を抱えたのはミーントーンという調律です。モンテヴェルディなどを歌った1stアルバムでもミーントーンで歌っていますが、そのミーントーンで現代曲のような転調と半音階と16分音符の細かい音を歌い分けることが大変難しく、頭を使って歌わなくてはならず、頭が飽和状態になりました・・・。
頭と集中力と体力勝負です。だって5人の音程と楽器のタイミングが合わないとOKもらえないのですから!!責任というかプレッシャーもかかりました。
この音楽を聴き分けるディレクターもすごい才能と忍耐です。お疲れ様でした。

曲と曲の間はおやつで和み、ランチと夕飯は体力つけるためにトンカツや牛丼を食べ、頑張りました!
11時~20時の録音を丸3日間行った後は絶対にやつれて痩せてしまうと思ったのですが、なんと2キロ増でした。そのぐらい沢山食べないとみんなについていけなかったです。

みんなの頑張り、私のあがきの賜物!!録音は予定よりも大幅に早く終了し、ホテルをキャンセルしてリーダーのお宅へ転がり込み、美味しいシャンパンで感動の乾杯をしたのでした!!
今ピアノを弾いて平均律を聴くと無表情といいますか、しっくりこないといいますが、美しく聞こえなくなりました。それだけミーントーンという調律にどっぷり浸かっていたのですが、16世紀のイタリアではこのピュアの響きで音楽が奏でられていたのですね。

この2ndアルバムは5月に発売予定です。美しいミーントーンの響きをどうぞお楽しみに。
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by Mihokohoshi | 2012-10-07 00:00 | 演奏会報告

名古屋公演と東京公演

d0047297_15545290.jpg9月25日、この日の東京は寒かったそうですね。東京から来たメンバーがみんなジャケットを羽織って名古屋へ降り立ちました。
先に名古屋入りしていた私だけ半袖!!(いや、もう一人いつも半袖の方が半袖でしたね)残暑厳しい名古屋らしい暑さとなりました。

夏の富士山が美しいです。

d0047297_1555824.jpg名古屋・伏見にあります電気文化会館での演奏会は2年ぶり。前回のステージと同じような位置にまずついてリハーサルを開始してみましたが、しっくり来なかったので、前に出てみたり、リュートの場所をくるくる移動させてみたり。。。といろいろ試した結果、リュートを一番上手側に座っていただき(台付)、メンバーはチェンバロの前に半円を描いて立って歌うこととなりました。こうした場所決め、音決めに約30分かかります。
2年経ったことと、曲が違うこと、メンバーが違うこと、編成が違うことなどあり、2年前と同じ場所にセッティングすることはできませんでした。2年前は私も妊娠9が月という大きなおなかでしたし。そうそう、この2年でメンバー9名のうち3人が親となりました!!めでたいですね。

名古屋公演はいつもとは違う緊張感に包まれていました。「ジェズアルド、こんなに沢山練習したけどちゃんと音楽できるかしら?お客さんは楽しんでくださるかしら??」という不安もありました。
しかしたった3~4ページに収められた濃厚な音楽を集中して演奏することができ、私たちが目指したい音楽も見えてきて、手ごたえを感じた演奏会となりました。
お客様は230名と会場の半分ほどでしたが、皆様笑顔で拍手してくださっていたように思います。
ご来場ありがとうございました。
何人かのお客様は私が大きなおなかだったことを覚えてらしたのか「お子さんは大きくなりました?」と話しかけてくださいました。はい!息子は2歳になり、「いやいや期」に突入しております。

終演後メンバーは名古屋泊ということで打ち上げに向かいましたが、私は実家で息子が待っているので帰宅。すでに息子は眠っていましたが、夜中に突然泣いて起きて、しばらく泣き続けていました。
この日は妹家族と一緒にトーマス展とプラレール博を見に行ったそうですが、途中で「ママ?いないね」とさびしそうにしていたとのこと。我慢して待っていてくれたのでしょう。夜はゆっくり二人で眠りました。


2日間お休みでしたので、実家でゆっくりさせてもらい、再び新幹線に乗って東京へ!!新幹線の中でもお利口にしていてくれたので助かりました。

9月28日、東京は雨・・・曇り・・・。あまり気持ち良いお天気とはいえませんでしたね。
メンバーは名古屋公演の録音を各自聴いて、反省して東京公演に臨みました!
d0047297_15551788.jpg東京公演ではバックの壁に簡単に省略した訳詩を縦に映し出すという、初めての試みをしました。私はとても雰囲気があってよかったと思います。略した訳詩でも十分音楽をわかりやすくしていましたし、ハクジュホールのバックにぴったり合っていました。

この日も最初は場所決め。名古屋では使用しなかったテオルボという楽器を使用するかもということで、場所決めにはじっくり時間をかけました。
今回名古屋も東京も譜面台を立てて演奏しましたが、これはメンバーの一人が足を悪くしており、その方の負担を少しでも減らそうということで使用しました。
リハーサルも2時間半みっちり。名古屋よりもよい演奏をしたいという気持ちが出すぎて上手くアンサンブルできないという状況も見られましたが、本番は落ち着いて、メンバー一丸となってよい演奏が出来たと思います。
私も名古屋の反省を生かし、緊張から体を固めないようにリラックスを心がけて歌いました。今私が出せる力は全部出し切って、歌い切ったという気持ちです。
お客さまも沢山ご来場いただき本当にありがとうございました。
終演後のご挨拶でもメンバーよりお客様のほうが興奮しているようにも思いました!!

d0047297_15553013.jpg衣装はラ・フォンテヴェルデ結成10周年ということで、東京はドレスアップ(名古屋はチラシと同じ全員真っ黒!)しました。
舞台に立つと地味に見えてしまうかなと思いましたが、このシルバーのドレス、意外と好評いただけたのでよかったです。

さてこの余韻に浸れたのも2日。
9月30日には秩父へ入り、10月1日から録音が開始されました。
9月30日といえば台風17(18?)号が東京を直撃した日でした。夜秩父へ入ろうと思っていたメンバーでしたが、東京接近が夜ということでしたので、早めに秩父へ移動しました。
私は息子がとーーーっても好きなニューレッドアローという特急に乗って秩父へ。このジェズアルドプロジェクト中、息子は頑張って待っていてくれたと思うので、今度NRAに乗せてあげようと考えています!!
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by Mihokohoshi | 2012-10-06 00:00 | 演奏会報告

Gesualdo Project 

d0047297_15422359.jpg10月4日13時半、予定よりもすごく早く録音を終了することができました!
風邪をひくことなく、無事に全曲録音できて、本当にほっといたしました。

今回のプロジェクトは8月の集中練習から始まり、9月後半からは直前練習がみっちり入っていました。そして名古屋への遠征公演、東京での定期公演、そして4日間の録音と長期に渡っておりました。
特に直前練習が始まってからは、まともに夕飯を作ることもできず、家族は御惣菜やカレー三昧の夕飯を文句言わずに食べてくれました。また朝起きることが出来ず、目覚ましも聞こえず、爆睡している私も見守り、そっと出勤してくれた主人。主人もくたくたで帰宅しているにも関わらず、私が稽古から帰宅して動けず唸っていると「寝てていいよ」と息子をお風呂に入れ、寝かしつけ、皿洗いまでしてくれた主人。主人なくしては今回やり遂げることができませんでした。本当にありがとう!
また息子は連日預けられていたにも関わらず、「まま、おうた、れんしゅう。おわった~」と我慢して待っていてくれたことにも感謝です。お礼に大宮から東京まで憧れのMaxやまびこに、東京から名古屋は大好きな新幹線のぞみ号に乗ってもらいました。録音中は約1週間離れていたので、大大大好きなNRAに乗せてあげようかなと思っています。

名古屋公演では両親と妹家族に大変お世話になりました。録音中は義妹家族と義理の両親にも助けていただきました。こうした家族の温かいサポートにより、私の歌手活動が続けられること、心から感謝しています。

家族だけではありません。練習中は区のファミリーサポートを活用し、〇田さんにはいつも温かく息子を見ていただいています。大宮での練習がある時は、△田さんにお世話になりました。息子も「○田さん、△田さん」と呼び分け、見ていただいている時はのびのびの遊んでくれています。今回はどうしても息子を見ていただく方が見つからず困っていた日が1日ありましたが、歌手仲間からの紹介で以前1度見ていただいた□野さんにお願いすることができ、大変助かりました。
いろいろな方から「東京で子育てしながら音楽活動なさるのは大変でしょう」とお声をかけていただきますが、こうした温かい協力を得て頑張ることが出来ております。皆様に感謝感謝です。

セカンドアルバムは5月に発売予定です。きっときっとよいアルバムが出来上がると願っております。どうぞお楽しみに。

演奏会(名古屋と東京)報告は別にUPさせていただきます。
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by Mihokohoshi | 2012-10-05 15:47 | 演奏会報告

猛暑が続いておりました。昨日の雨から今日にかけては、涼しく過ごしやすい気候になりましたが、再び暑くなるとか。
この気温の変化に体がついてゆきません・・・

暑い中、長時間の稽古を経て、昨日はサントリーホールでメンデルスゾーン「エリア」を歌ってきました。
d0047297_21365480.jpg水野先生が指導されている3つの合唱団の合同演奏会で、合唱は200名以上だったそうです。演奏会のきっかけは水野先生のために一緒に何かできないかということだったそうで、今回の演奏は水野先生への愛であふれており、とても温かく、またよい音楽を作り上げようという熱~い演奏となりました!!
先生も全身全霊を音楽に捧げていらして、本番途中「あれ?涙を拭かれたような・・・」というシーンもありました。演奏者全員の思いが音楽に伝わったような気がいたしました。

ほぼ満員のお客様には時々雨がぱらつく中、また蒸し暑い中、会場へお越しいただき、ありがとうございました。
なかなかサントリーホールという素晴らしいホールで歌わせていただく機会がありませんので、息子を託児にお願いし、主人も聴きに来てくれました。よい演奏会だったと言ってくれ、ほっとしています。

個人的には2つ幸せなことがありました。

一つは「エリア」でソロを歌わせていただけたこと。ソプラノソリストが2名必要だということもありますし、天使や少年といった役がありますので、ロマン派で重厚なモダンオケの曲でしたが、私にも出番をいただくことができました。
大学時代合唱を歌いましたが、今は亡きボッセ先生の指揮で、不慣れなドイツ語の早口に苦戦しながらも、メンデルスゾーンのドラマティックなオラトリオに感激し、必死に歌っていたことを思い出します。
またライプチヒ留学時代にはメンデルスゾーンと切っても切れないゲヴァントハウスにて、もちろんゲヴァントハウスオケとブロムシュテットの指揮で演奏を聴いたという思い出の曲でもあります。オケのみんなが「これぞ俺たちの音楽だ!!」と魂込めて弾いている姿を見て、心の中で一緒に歌いながら聴いていました。終わってから髪を振り乱して拍手をしていたら、隣の紳士が「素晴らしい演奏だったね」と声をかけてくださり、「すごかったです!」と答えると、「いいでしょ、うちのオケ」と言っているように微笑んでくださったことも覚えています!!
サントリーホールとゲヴァントハウスの雰囲気が似ていたこともあって、当日リハーサルで舞台に立った瞬間、あの時にタイムスリップしたような感覚になりました。

もう一つは滅多に一緒に歌う機会のない先輩と隣で歌えたことです。
ソプラノ同士ですと今回のようにソロが二人必要でないと同じ舞台に立てませんので、いつも遠く客席から演奏を聴いているだけでしたが、今回は練習から真横で歌を聴くことができ、ビリビリ響きを堪能させていただきました。後ろからじーーっと眺めては何かヒントはないものかと探していても、途中から聞き惚れてしまいます。やはり素晴らしかったです。幸せな時間を過ごすことができました。

d0047297_2136548.jpg同級生の青ちゃんがタイトルロールを見事、本当に見事に歌い切りました。
リハーサルから素晴らしいエリアを聴かせてくれて、今回が初めてとは思えなかったです。
こうして同級生と一緒の舞台に立つことが出来ることも幸せです。
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by Mihokohoshi | 2012-09-02 23:18 | 演奏会報告