お勧めの演奏会

ちょっとお勧めをひとつ。
d0047297_16191511.jpg

7月28日(木)19時より東京オペラシティ・リサイタルホールにてアルトのゆう子先輩とバリトンの萩原先輩によるソロカンタータのジョイントリサイタルが開かれます。
同じ日に私は京都でモテットを歌っているので、残念ながら伺えないのですが、東京にいたら絶対に足を運ぶ演奏会です。
お二方とも大学の先輩であり、BCJの先輩でもあり、二期会の先輩でもあり、公私共にお世話になっています。
ゆう子先輩は「まろやか」という形容詞がぴったりで、聴き手の心をつかんで離さない魅力的な音楽を与えてくださいます。修演で歌われた「ディドとエネアス」で私は合唱を歌わせて頂いたのですが、舞台にいることを忘れて、ディドの気持ちに引き込まれ、観客と共に泣きました。
お料理も上手で、郁ちゃん(つれづれ写真日記でも紹介した)と一緒にお宅へお邪魔した際、とびっきりの手料理がずらーーっとテーブル一杯に並び、二人して「レストランみたーい!」と歓声を上げたのを覚えています。
萩原先輩は、「ムードメーカー」で、いつどこにいてもその場が明るく楽しくなります。3月に出演した「魔笛」でもパパゲーノで出演された萩原先輩の存在は大きく、稽古が楽しく進みました。
萩原先輩の声はベルベットVelvetのような柔らかい光沢を帯びていて、心地良さがあります。マイナスイオンを計ったらきっと発生しているんじゃないかと思うほど。今もドイツ・ベルリンで留学を続けていらして、十分にドイツ語の発音が美しいのに「もっと上を目指したい」と、発音のレッスンにも足を運ばれているそうです。

そんなお二人の音楽を一晩で一度に味わえる、オイシイ演奏会です。チラシにもあります「安らぎ」を味わえること間違いなし!
お問い合わせ・申し込みはムジカ・タンネTel/Fax 03-3705-8032 または東京オペラシティ・チケットセンターTel 03-5353-9999 まで。
[PR]
by mihokohoshi | 2005-05-29 16:57 | つれづれ写真日記

帰国後の初仕事と初鑑賞

緊張のせいか昨晩はあまりよく寝られず、目の下にはクマが・・・。こんな状態でちゃんと声が出るのであろうかと不安でしたが、なんとか無事3曲コラールを歌ってきました。
d0047297_1515587.jpg左はリハーサル中の大塚氏。「この演奏会の場を借りてレパートリーを増やしたい」と、とても意欲的なプログラムを組んだそうで、時間ぎりぎりまで練習を続けていました。
近くで演奏を拝見していましたが、オルガンは右手左手そしてまで使ってオーケストラさながらの演奏をするわけで、まるで魔術師のよう。足は2本しかないし、足の指を使うわけには参りませんので、足先とかかとの計4箇所を駆使するようです。それでも足で弾いているとは思えない旋律を奏でてしまうのですから、さすがですね。
私もオルガンの魅力に惹かれたことがあり、1年だけ副科としてオルガンの授業を取りました・・・。歌よりも練習しましたけど、3つ同時に使いこなすことが異常に難しく、頭が分裂症になりそうでした。
ちょっと小話。オルガンの鍵盤にダミーがあるってご存知でした?聖路加教会のオルガンは3段プラス足の鍵盤からなっているのですが、一番上の鍵盤の左から10個ぐらいは押しても鍵盤が下に下がらない偽物の鍵盤なのです。触らせていただきましたが、下がらない鍵盤ってマネキンみたいで冷たさを感じました。

演奏会の後、一人のかわいらしいオルガニストを大塚氏から紹介していただきました。彼女もつい最近までハンブルグでオルガン留学をされていたんだとか。1月に彼女と一緒に埼玉で演奏する機会が出来るかも知れません。また決まりましたらコンサート情報でお知らせします。

さて夜は津田ホールにてMusica Novanta Noveのコンサートに行ってきました。
d0047297_15423562.jpgムジカ・ノヴァンタ・ノーヴェは声楽家の三池先生ご夫妻の指導の下、イタリア音楽を勉強している方たちの演奏会で、毎年テーマを決めて開かれており、今年はなんと33回目!
大学の同級生で仲良しの郁ちゃんが出演しているので、学生の時から何度か演奏会に伺っています。毎年充実したプログラムで興味深く、今年も「イタリアオペラが大きく様変わりした1800年初め」をテーマに、今まで聞いたことのない作曲家からドニゼッティ、ロッシーニあたりまでの美しい曲を知ることが出来ました。あの「ウィンザーの陽気な女房たち」(ドイツ語)を作曲したオットー・ニコライが、イタリア語でベッリーニと見紛う(聞きまがう)滑らかな曲を書いていたとは驚きでした。いや、この曲を歌った郁ちゃんがあまりにも素晴らしかったからそう感じたのかも知れません。今まで鳥肌が立つ感動はありましたが、郁ちゃんの第一声を聞いて、皮膚とその下の脂肪の間がざわざわっとする感動を味わったのは初めてでした。
学生の頃は一緒にケーキの食べ放題に行ったり、美味しいものを食べに行ったり、ボーリングしたり・・・と色気より食い気の強かった私たちですが、2年ぶりの郁ちゃんの声には、清楚な色気が加わり、素敵な女性に変身していました。私もいつまでも色気のない「天使みたい(子供みたい)」な声で歌っていてはダメです・・・。イタリアとドイツの違いはあっても、声の色気はどちらにも必要なものでありまして、オペラを歌うには必要不可欠であります。私も頑張らなければ。
[PR]
by mihokohoshi | 2005-05-28 15:12 | 演奏会報告

社会勉強パートⅡ

この頃日中は快晴で気温も高くなるのですが、夕方や夜になると土砂降りの雨が降り、気温が急降下する日が多いですね。風邪を引かないように気をつけなければ。

今日の夕飯は池之端にある、Sofitel Tokyoというホテルでフレンチに舌鼓を打ちながら、社会勉強をしてきました。
招待してくださったのは、証券会社にお勤めのk.taimaさんです。k.taimaさんは私と、後輩の理早ちゃんの応援団長で、毎回演奏会に足を運んでくださいます。お食事会は2回目で、1回目は湯島駅交差点角の地下にある和食に招待していただきました。ここの茶碗蒸しが絶品で、「今までの茶碗蒸しは何だったのか・・・」と愕然とし、美味しさのあまり箸が止まらず一気に食べてしまいました。
毎回食べているだけではなく、演奏会の感想を聞いたり、今後の活動を報告したりします。一番の楽しみは一般社会に関するお話を伺えることかも。

今日はレストラン「プロヴァンス」で、季節のハーブをテーマにしたコースを楽しみながら、3月の「魔笛」の感想やこれからの活動について、そして社会勉強として健康保険と株の話を伺いました。

それでは早速お料理を紹介していきましょう。
d0047297_1421698.jpgまずは鴨のお肉にチーズをはさんで衣で揚げたもの。リーフのサラダ付。しっかりしたお味でした。
パンは4種類あり、私はくるみとオリーブを選びました。素朴な味で、ドイツのパンとはまた違う繊細さがありました。



d0047297_2054937.jpg続いてコリアンダーとアボガドのタルタルソースの上に海老がちょこん。下の黄色いソースはメロン風味のガスパッチョ。口の中でメロンの香りがふわっと広がります。海老はもちろん名古屋の「えびふりゃー」とは違い、「クリスティアン」という名前のお料理で、さくさくでした。

d0047297_20585648.jpgそしてお魚はサーモン。野菜のブイヨンの上には2種類のセロリ。根セロリ(ネセロリかも?)というセロリは癖のない香りと味で、平打ちパスタのようにスライスされていました。セロリとサーモンがよく合います。サーモンの上にはスライスのオレンジが飴状になりばりばり。葉っぱはセージ

d0047297_2132733.jpgお肉は牛フィレでした。しっかり焼くのが好きな私はウェルダン。お肉も美味しかったのですが、お肉の上に乗っている丸っこいコロッケみたいなものが、美味。ジャガイモとゴルゴンゾーラチーズを混ぜたポムドフィーヌで、ゴルゴンゾーラを少々嫌っていた私もこれには脱帽!にょきっと伸びているのはタイム

d0047297_2174952.jpgこちらはヤギのチーズ「シェーブルチーズ」をサラダ感覚で。ヤギのチーズはドイツでも食べ、しょっぱい印象がありましたが、こちらはとてもさっぱりしていました。チーズの周りにポプラ(?だったかしら?)の木炭をつけて発酵させたものだそうで、周りは青緑色をしていました。

d0047297_21105124.jpgそしてデザート。左がピスタチオのマカロンで、中にふわふわの豆乳ババロアが挟まれ、バルサミコ酢につけられたイチゴが飾ってありました。右は驚くなかれ、トマトのソルべで、ミントバジル風味になっています。食べるとまずトマトの青さが口の中に広がり、すぐバジルの味、そして最後のミントの香りが広がりました。赤いソースはラズベリーで、これまたトマトのソルべにぴったり。

最後はハーブティーを頂きました。10種類近くあるハーブの中から私はベルべーヌという甘さもあるハーブをチョイス。さっぱりとした食後ティーでした。

緑あふれる「しのばずの池」を眺めながら、美しくておいしいお料理を堪能することができました。この感性を歌に生かすことが出来るといいなぁ。

ちなみにこちらのハーブコースは7月17日までです。
[PR]
by mihokohoshi | 2005-05-25 13:58 | つれづれ写真日記

素敵なチャペル

ようやく東京での生活にも慣れ、自分のリズムか作れるようになってきました。
今は「ジュリアス・シーザー」と「La Fonteverde」の稽古を中心に、週1回ぐらい先生にレッスンをして頂きながら自分の声というものと向き合っています。

「でも全然仕事してないなぁ」なんて思っていたら、先日大塚氏(以前「ジュリアス・シーザー」の稽古に関して書いた「つれづれ写真日記」にも登場)から、「ちょっとお願いしたいことがあるんだけどさぁ」と声をかけていただきました。
オルガン研究会なるものがあって、年に1回総会があり、総会の前には1時間のコンサートを行っているそうです。今年のコンサートは大塚さんが勤めることになったので、その時にコラールを3曲ばかり歌って欲しいとのことでした。オルガンと一緒にコラールを歌ったのはBCJで2回ほどあったけど、気持ちよかったなぁという印象した残っていなかったし、特に予定もなかったので、チャペルで歌えるのであれば喜んで!!と即効OKしました。
d0047297_21513256.jpg場所は聖路加国際病院内にあるチャペル。早速今日稽古に行ってきました。写真は見ての通り、立派なオルガン。チャペル内装は石造りで席はこげ茶色の木製のものです。
今回はまず私がオルガンの左側に立ち、コラールを歌ってから大塚さんが同じコラールを含んだオルガン曲を弾くというもの。以前BCJで歌った時はソプラノ4人でコラールを歌ったので、他の方に寄り添いながら歌っていましたが、今回はたった一人・・・。チャペルの雰囲気も素敵だし、音響も心地良いのですが、それを味わう余裕はなく、汗だくになりながら必死にコラールを歌いました・・・。勉強不足の私に大塚さんは丁寧に「このコラールはどういったもので、こう書かれているし、オルガンがこういう雰囲気だから、こうしてみよう」とアドヴァイスを下さり、充実した40分を過ごしました。本番は5月28日。もう少し時間があるので、アドヴァイスを参考にさらい直してみます。
d0047297_21523637.jpg教会で歌う時はいつも敬虔な気持ちになり、素敵なステンドグラスやオルガンや絵画があると「ほーっ」といいながら見入ってしまいます。聖路加国際病院のチャペルにも大きなステンドグラスがあり、稽古後撮影してきました。
[PR]
by mihokohoshi | 2005-05-24 18:04 | 稽古風景

やっぱり愉しい!!

昨日20日は夜7時から9時まで千駄ヶ谷にでジュリアス・シーザーの稽古をしました。
今回の公演は芸大時代の同級生が沢山出演しているので、とにかく稽古が愉しくて仕方がありません。デジカメを忘れて写真を撮り損ねたのですが、昔の写真からピックアップして二人の同級生を紹介いたしましょう。
d0047297_10395324.jpgまず真ん中がこの間の「つれづれ写真日記」でもご紹介したメゾソプラノのゆきえちゃん
彼女と最初にDuettoしたのが学部3年のオペラ実習という授業で、確か「コシ・ファン・トゥッテ」を歌ったと思います。それから様々は宗教曲、「オルフェオとエウリディーチェ」「ティト」のDuetto・・・。大学院では「コシ・ファン・トゥッテ」の姉妹を演じ歌いました。これだけ一緒に歌っていると呼吸も自然と合います。時々合わないこともあるのが音程ぐらいなもので、これも稽古すれば問題解決。とにかく一緒に歌っていて気持ちのいい歌手です。
それから「何か分からないことがあったらゆきえちゃんに聞け」というのが私の鉄則で、なーーんでも教えてくれます。先日はジュリアス・シーザーの歴史と財団法人についての説明をしてくれました。
語学も堪能で、英語、イタリア語、フランス語、ドイツ語をこなし、スペイン語にいたっては、1週間ラジオで勉強しただけでスペインに行った時タクシーの運ちゃんと会話を交わすことが出来ちゃうぐらいすごいんです。ゆきえちゃんの彼がぽろっと「彼女は俺よりも語学が好きなんだ・・・」ともらすほど。
してその語学に負けた彼が一番左に写っている大井君です。昨日の稽古で久しぶりに声を聞いたのですが、以前に増して充実した声になっていました。大井君ともカンタータやオペラでよく一緒に歌いました。彼が稽古場にいるだけでその場が愉快になるという不思議な力を持っている人です。
合唱の指導をしている彼も面白くて、みんなの力をぐいっと掴むのが上手なんでしょうね。表現も分かりやすく的確なので、彼の指導方法をいくつか頂いてアマチュアコーラスを教える際使ったこともありました。子供からお年寄りまで幅広い人気を誇る大井君であります。
機械いじりが大好きという大井君は秋葉原を散歩するのが趣味で、私もMDなどの機械に関して何がお勧めなのかアドヴァイスをしてもらいます。上の写真は2003年の4月にBCJのUSAツアーで撮ったものですが(ちなみに一番右はテノールの櫻田まことさんです)、大井君はこのツアーの様子をビデオで撮影して、3日後にはDVDに編集し、プレゼントしてくれたのです。これがプロ並みの出来で、私の家族の間でも大好評でした!!

気の知れた同級生と一緒の舞台に立つことが出来て本当に幸せです。きっと「ジュリアス・シーザー」もいいものができると思います。頑張ろう!
[PR]
by mihokohoshi | 2005-05-21 10:35 | 稽古風景

今日は夏日。久しぶりに湿度でむっとした熱気を感じる一日でした。そんな中、府中市にあるマッサージ店を訪れてきました。
大学院を修了したあたりからひどい肩こりに悩んでいて、どこか良いマッサージ店はないかなと考えていたら、ある後輩から府中にあるセレンテというお店を紹介してもらい、もう4年お世話になっています。
このお店はただコリをほぐすだけでなく、体の中にある毒素を出して、体の中からきれいに健康になることをモットーに、オイルケアでリンパを刺激する排毒ケアを行っています。
これは即効性がないので、私もはじめは「本当に効くのだろうか・・・」と半信半疑でしたが、まず顔と背中に出来ていたニキビがなくなり(体内にあった汚いものがなくなった証拠)、鉄板のように硬かった背中も少しずつ楽になっていきました。
d0047297_2154185.jpgもちろん今もまだ肩や背中が硬くなるので、「セレンテ」に月1~2回通って、排毒ケアをしています。
今日は私のお気に入りケア「全身コース」。頭の先から足先、指先まで、つぼを刺激しリンパの流れをよくして、汗をかいて排毒する約1時間半のコースです。これがまた極楽!つぼやリンパを刺激されて痛いこともありますが、これを通り過ぎるとすっきりして体が楽になります。
オーナーの須賀原さん(写真右)は骨や筋肉の知識も豊富で、体の筋肉を使う歌手の気持ちもよーくサポートしてくださいます。アフターケアのアドヴァイスも抱負で、食生活から体操まで指導していただいています。修行中の鈴木さん(写真左)もメキメキ上達されていて、ちょっとしたコリも見逃さず丁寧にほぐしてくれます。今日は両足とお腹を鈴木さんにマッサージしてもらいました。
「マッサージなんて贅沢」って思われるかも知れませんが、歌手は体が楽器ですので、器楽奏者が楽器を修理に出すことと同じだと思って通っています。興味のある方は是非どうぞ。
予約制です。連絡先を知りたい方はコメントに残してください。
[PR]
by mihokohoshi | 2005-05-19 20:41 | つれづれ写真日記

下北沢で過ごした一日

千川通り沿いの桜並木も葉っぱが青々と茂り、新緑の美しい季節となりました。
今日は下北沢にてLa Fonteverdeのお稽古。
d0047297_227227.jpg
下北沢の駅周辺は小さなお店でひしめいていますが、ちょっと奥へ行くと、閑静な住宅街が広がっています。庭には季節の花が咲き、今はツツジが終わってバラが満開です。
La Fonteverdeとは、ソプラノの鈴木美登里さんが率いる声楽アンサンブルのグループで、9月と11月のコンサート(モンテヴェルディとジェズアルドの作品)に向けてこつこつと稽古に励んでいます。
2年前モンテヴェルディの作品を歌う機会があったのですが、その時はルネッサンスの音楽って一体どうやって歌うのか全く知らなかったし、装飾付けてって言われてもどうやるのか分からないし、あーしろこーしろって言われても、初めてのことだからCDとか聴いてみてもさっぱり意味不明で、約1時間のプログラムを1週間で形にして舞台で歌うという恐ろしいプレッシャーに襲われ、夜もろくに寝られず、「もうわたしゃぁ、バッハ以降の音楽を勉強していくわ・・・」とモンテヴェルディにそっぽを向いてしまったのでした。
なのに、今何故モンテヴェルディを歌っているかというと・・・。
鈴木美登里さんが2年ほど前に、マドリガーレをレパートリーの中心にする声楽のアンサンブルを作られ、この時代は5声のものが多いから一緒に歌わないかと私に声をかけてくださいました。その時は残念ながらドイツへの留学が決まっており、お断りしたのですが、ちょうど先述したモンテヴェルディと戦っていた時でしたので、藁をもつかむ思いで稽古を見学させていただいたのでした。見学だけのつもりが、せっかくだからと一緒に歌わせていただき、アンサンブル、音楽、歌うという意味を味わい、またそれが気持ちよく、素晴らしい体験となったのです。
留学後も再び「一緒にいかが?」と声をかけていただき、これを逃したらモンテヴェルディの良さを味わうことなく一生が終わっちゃうんじゃないかと思って、飛びつきました!!
飛びついて大正解。初心者の私の些細な質問にも嫌がらず答えてくださり、充実した稽古を体験しています。お仕事としていただいたお話ですが、はっきり言ってタダで美登里さんのレッスンを3-4時間受けているといっても過言ではないでしょう。
今日も素敵なレッスンでした。休憩中にも音楽、声楽の疑問や感じることを投げかけても、やさしくご自分の考えを述べてくださり、貴重な体験談も聞いたりして。至福の時を味わっています。
「音楽は自分から発信するのではなく、天からいただいた音楽を体を通して自然に流れてゆくものなんだ」と。「お客様は演奏家を通して天からの音楽を聴いているんだ」と。そう感じて歌うことが出来るようになれるともっと気持ちいいんでしょうね。

稽古の後は、同じく下北沢の美容院IMUに行き、ぼさぼさだった髪をきれいにしてもらいました。IMUの井出さんに切ってもらうようになってもう6年・・・。すごく信頼できる美容師さんで、こうしたいというイメージを上手く伝えることが出来なくても、イメージ以上に仕上げてくださいます。(ちなみに私の最新のプログラム用写真のヘア・メイクは井出さんの作品です。)
今日も素敵に仕上げていただきました。
[PR]
by mihokohoshi | 2005-05-19 01:20 | 稽古風景

ライプチヒと聞いてまず頭に浮かぶのはヨハン・セバスチャン・バッハという名前ではないでしょうか?
d0047297_1525278.jpg
左の写真は、トーマス教会前のバッハ像です。
ライプチヒでは聖霊降臨祭(復活祭後の第7日曜日)の3週間前の金曜日から10日間(2005年は4月29日~5月8日)バッハ音楽祭が開かれ、世界各地から演奏家を向かえ、沢山のコンサートが行われています。
留学中、3度バッハ音楽祭を聞くことが出来ましたが、2003年は受験で訪れたらたまたまバッハ音楽祭が行われていて、何とか1公演だけ聞くことが出来ただけ。確かレオンハルト指揮で、バスのペーター・コーイがソリストとして招かれ、カンタータを2・3曲歌っていたと思います。2004年は風邪を引き寝込んでしまったので、クイケン率いる「ラ・プティット・バンド」の公演をニコライ教会で聴いただけでした。
しかし2005年5月は留学最後のバッハ音楽祭ということもあり、体調を整え、気合を入れてチケットを前もって購入し、毎日音楽三昧、いやバッハ三昧をしてきました。

まずは今回の目玉でもあったガーディナー指揮の「マタイ受難曲」。
d0047297_2221723.jpg1ヶ月前にチケットを買いに行ったらすでに売り切れの状態だったのですが、当日無事ゲット!!背中から音を聴く席で3時間ガーディナーのマタイを堪能しました。すべての曲に「祈り」というテーマが見え、とても丁寧な音楽作りをしていました。時々後ろを振り向いてガーディナーの指揮を見学しましたが、ものすごく横に流れる音楽にこだわった指揮をしていて、妙に感動!!美しかったです。教会は満員で、後半途中から酸欠に襲われましたが、しばらくしてどこかのドアが開いたのか、新鮮な空気が教会に入り、最後まで集中して聴くことができました。

d0047297_2232970.jpg2つ目の公演は、中央駅近くにある小さい教会で行われた韓国人テノールSeung-Hee Parkによるコンサート。彼とは2004年2月のバッハアカデミーで知り合いました。今回もやわらかく甘い歌声を披露し、お客さんからの温かい拍手に笑顔で答えていました。

3つ目はオペラ。J.S.バッハの末息子でモーツァルトに影響を与えたヨハン・クリスチャン・バッハのオペラ「Temistocle」がライプチヒのオペラハウスとバッハ音楽祭との共同制作で初演以来、復活上演がされました。
d0047297_2039174.jpgとにかく長いオペラで、上演時間は4時間以上・・・。しかもダカーポアリアとレチタティーヴォセッコの繰り返しという古ーいスタイルで、ちょっと退屈。演出は舞台の真ん中に浅い池があり(今流行っている演出なんだとか)、歌手はその池に裸足で入ったりしゃがんだり。その度に「バシャバシャ」と音がするので、音楽の邪魔をしていたと思います。舞台上から降る雨に濡れながら歌うという場面も。見ている方が風邪を引きそうでした!

4つ目はヴァイオリンの寺神戸亮さんによるコンサートに行ってきました。会場は旧市庁舎内にある縦長のホール。配られたプログラムに1曲追加があり、約80分の盛り沢山なコンサートでした。もうすんばらしい演奏で、耳の肥えたバッハファンも曲が終わる度に、「ほー」とため息をつき、うなずき、割れんばかりの拍手を送っていました。もちろん私のその中の一人。
d0047297_2252692.jpg以前寺神戸さんとBCJの「マタイ受難曲」でご一緒させていただいた時も感じましたが、寺神戸さんの音にはすごいPassionを感じます。今回もすべての音にエネルギーが詰まった情熱を味わい、至福の時を過ごすことが出来ました。写真は終演後に撮っていただいたものです。

さて毎年バッハ音楽祭の最後に「ロ短調ミサ」が演奏されるのですが、今年はゲヴァントハウスオケを長年指揮してきたブロムシュテットによる「ロ短調ミサ」が、トーマス教会で演奏されました。一番安い席(約1500円)を買ったら、2階で演奏しているオケの真下の席で、音もちょっと悪く、指揮者も歌手も全く見えない場所でした。
しかし、TV収録が入っていたので、至る所にライトが設置され、そのおかげで柱に写ったブロムシュテットの影を見ながら演奏を楽しむことが出来ました。d0047297_21104156.jpg2シーズン、ブロムシュテットの指揮を見てきましたが、やはり素晴らしいです。特にKyrieとDona nobisは最高!!きっちり和声感を大切に作るのだけど、音楽の流れが止まらず、内容も濃く、一緒に歌いたくなりました。もうちょっとお金を出していい席を購入し、指揮者と歌手が見られる場所にすればきっと倍楽しめたはずだとちょっと後悔しました。日本でも放送されるはずなので、見逃さないようにしないと。
来年2006年のバッハ音楽祭にはBCJがニコライ教会で演奏することが決まっているんだとか。連れて行ってもらえることを願ってやみません!
[PR]
by mihokohoshi | 2005-05-17 15:58 | 思い出ぽろぽろ in Leipzig

早速稽古開始

実家の滞在はたったの2泊3日。それも15日からジュリアス・シーザー(10月16日本番)の稽古が始まるからなのです。
いきなりマエストロ・鈴木雅明氏の稽古ということだったので、稽古前に私の部屋で、シーザー役のゆきえちゃんと一緒に一番最後の二重唱を練習してから、練習会場・二期会へと向かいました。ゆきえちゃんとは学生時代からありとあらゆる二重唱を歌ってきたので、呼吸はばっちり!一緒に歌って気持ちのいい歌手の一人です。
指揮者を前に心臓はバクバクですんごく緊張しましたが、稽古で歌った最初のレチとアリアはドイツで準備してきた曲だったので、指揮者の要求にも何とか対応出来たのではないでしょうか?!
雅明氏の要求はとても高度で、まず理解することが大変。それから試してみるのだけど、形になるまでが大変。そして上手にこなせるようになるまで時間がかかって大変!!雅明氏も根気を持ってご指導くださるので、出演者は皆、必死でその要求にこたえようとしておりました。
このように充実した稽古を重ねることがとても重要なのです。
d0047297_0184673.jpg

これは3時間の稽古が終了した後。マエストロ・雅明氏と、演出家の平尾氏が、プランを練っているところです。手間はチェンバロ担当の大塚氏。
d0047297_2158752.jpg左はジュリアス・シーザーのチラシです。古楽のスペシャリスト「バッハ・コレギウム・ジャパン」とオペラで共演できるなんて、ものすごく貴重な体験です。しっかり稽古をして、いいものを作っていきたいです。
[PR]
by mihokohoshi | 2005-05-15 00:08 | 稽古風景

5ヶ月になりました。

d0047297_07156.jpgどうせ帰国してから1週間は時差ボケで何できないので、これを利用して半年ぶりに実家・稲沢へ帰省してきました。
もちろん姪の律ちゃんに会うことが一番の目的です。
律ちゃんはただいま5ヶ月。恥かしがり屋さんのようで、曾爺さんも大叔母ちゃんも会った時に泣かれたとか、おばあちゃんが2日も会いに行かないと顔を忘れてしまい、なつくまで時間がかかるとか、いろいろ聞いていたので、泣かれる覚悟をして会いにいったのですが、母と私の顔や声が似ていたからか、「おばちゃんですよー」と言いながら近寄ると、なんと「抱っこして!」のポーズ!!「すきあり」と気づかれる前に抱っこをしたのでした。
[PR]
by mihokohoshi | 2005-05-11 23:48 | つれづれ写真日記