ご心配をおかけしました

29日のカザルスホールへ聴きにいらしてくださったお客様、途中から降板しまして、大変ご心配をおかけしました。
本番前まではちょっと疲れてはいましたが、それ程体調不良を感じることはなく、普通に元気でした。
モテットの”Jesu,meine Freude”も最初はよく歌っていたと思います。京都の公演より集中力がなく、他のパートが聞こえないなとは思っていましたが、至って元気でした。
おかしくなったのは、"Gute Nacht"が終了し、椅子から立ち上がった時。
突然視野が固まり、目を動かすとぐらっと揺れそうになったのです。倒れないように右手でお腹を押さえて体を固定させ、楽譜は左手に持ち、マエストロを見たら貧血を起こしそうだったので、ずーっと楽譜のみを見て歌っていました。
最後のコラール"Weichet"はもうダメかと思いましたが、何とか歌い切り、ステージに引っ込みました。
その時はもう手に力が入らず、頭はボーっとしているし、これでは"Singet"のような激しい曲は歌えない!!とパニックになった私は、を体内に入れることができるジュンくんを探し、「貧血みたいなの!気を頂戴!!」と叫んでいました。
ジュンくんもびっくりして、「そんな力はないけど・・・」と答えつつ、私の首筋に手を当ててくれたのですが、間に合わず・・・。
休憩まで楽屋で横になり、元気になって、"マニフィカート"は歌おうと思っていました。が、病状は悪化するばかり・・・。過呼吸により、手がしびれるし、顔はこわばるし、フラフラしなくなったら、今度は気分が悪くなるし・・・。環さんも私のお腹に手を当てて、気を送ってくださったのですがダメでした。
なんとか立ち上がれるものの、歌うことは全く出来ず、降板を決断しました。

本番終了後、日大の救急病院へ行き、血液検査を受けましたが、特別に異常な数値はなく、多分「ストレスと過労」が原因でしょうとのことでした。
今日もBCJの稽古があったのですが、ちょっとこの暑さの中、稽古へ向かう体力がまだ回復できなかったので、お休みさせていただき、クーラーと上手に付き合いながらゆっくりしました。
おかげさまで随分良くなりました。

29日の東京はめちゃくちゃ蒸し暑く、外を歩くと汗がだらだらと滝のように出るぐらい!!
よく汗をかいたので体温調節がちゃんと出来ていると安心していたのですが、その分水分補給をしなくてはならなかったのに、それが不十分だったことと、外気とクーラーの効いたホールやお食事処の激しい気温差に、疲れていた体が十分に対応できなかったことから来る不調だったと思います。
もちろん体を冷やさないようにと、冷たい飲み物ではなく、温かい飲み物を飲んでいましたし、常に上着を持ち歩き、レストランでは羽織って調節もしていましたし、ホールでの稽古中、足が冷えるので、サンダルだけど靴下を履いて、「なーに、ほしちゃん、かっこわるーい!センスの悪いドイツ人じゃん」といじめられても我慢してましたし、首には手ぬぐいも巻いて、冷気を吸わないように口にタオルを当てたりと、完全防寒して、体調管理には十分気をつけていたのですが、東京の蒸し暑さには勝てませんでした・・・。
本当に異常な気候になってきました。自然破壊って本当に恐ろしいことです。

本番前、マエストロが私の顔を見て「疲れている?」と尋ねたのですが、私は普通だったので、「いえ、元気です」と答えていたけど、オーラがなかったのかも知れません。マエストロは私の不調を見抜いていたのかも。

それにしても過労とは情けない。舞台に立てず穴をあけたのは、学部3年生の時、メサイヤの合唱を歌っていた時以来かと思います。
今回のプロジェクトに向けた稽古はもちろんハードですが、今までも経験したハードさでしたし、何とか乗り越えられると思っていたのですが、サンジューを前にして、基礎体力のなさと歳を感じてしまいました。
これからもっと気をつけなくては。ツアーで倒れたりしないように、今は無理せず、落ち着いて稽古に参加していこうと思います。

京都に関してはまた次回お知らせします。
今日はカザルスホールでのリハーサル風景の写真です。
d0047297_23531941.jpg渋滞に巻き込まれ、オルガンとコントラバスの到着が遅れました。
ポジティブを弾くはずのイマコさんはチェンバロで対応してリハーサルが進みました。
コントラバスはホカホカになって到着し、西澤さんは半泣きしてました。



d0047297_23552993.jpgいつも元気な合唱のみんなもちょっとお疲れ気味です。
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by mihokohoshi | 2005-07-31 00:00 | 演奏会報告

明日から京都

BCJの稽古も昨日からオケ合わせに入りました。
4時間~5時間の稽古でとてもハードですが、オーケストラが入るとまた格別な思いを味わうことが出来、楽しさ倍増です。

今日は朝から体調もよく、やっと完全復活できたみたいです。台風7号と共にこの快調さが去ってしまわないように祈るばかり。

ご飯休憩では練習会場にあるソファーに横になり体を休めました。
BCJの合唱メンバーの中で、特にテノールマッサージが上手!!あっ、もちろん歌も素晴らしいのですが、負けず劣らずマッサージも上手いんです。
今日の休憩ではソプラノⅡのメンバーをテノールのメンバーが肩を揉んだり、手を揉んだり、を体内に送り込んだり・・・と、奉仕してくれました。それをアルトの方が写真を撮っていましたので、後日こちらに載せることになるかも知れません。青木君、送ってね。

奉仕していただくだけでは肩身が狭いので、一通りマッサージをしていただいた後は、私もテノールをマッサージしてお返しをしました。
そこを通りかかったマエストロは「クレオパトラはマッサージなんかしちゃだめでしょ!」と一言・・・。
まぁ、8月15日まではクレオパトラから離れるのもよいではありませぬか。ねぇ。
ツアーは強行スケジュールになりますし、ツアー前の稽古もハードなので、みんなで助け合って、体をほぐしたり、喉を休めたりしなくてはならないのです。
パート内の団結も必要ですが、合唱メンバー内の団結も必要不可欠となります。

さて明日は東京にて14時~18時の稽古とゲネプロを行った後、京都へ旅立ちます。
京都では28日に10時~12時まで、7月11日に行ったレクチャーと同じものを京都国際会議場で行い、夜は19時からコンサートホールにて演奏会を行います。
そして29日は新幹線で帰京し、その足でカザルスホールへ向かい、夜は演奏会です。

台風が去り、暑さが戻ってくるようなので、体調管理をしっかりして、東京公演まで元気で歌えるように頑張ります。

それでは演奏会をお楽しみに。詳しい曲目や時間・場所は「コンサート情報」をご覧下さい。

更新は29日の後になるかと思います。では行って来ます。
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by mihokohoshi | 2005-07-26 23:30 | 稽古風景

お誕生日会

BCJの合唱練習3日目!!(でも私は2日目)
稽古をしなくてはならない曲が沢山あり、歌っても歌っても終わらないという状況です。
だがしかし、「ジュリアス・シーザー」をちょこっと忘れて、バッハの敬虔な音楽に触れる喜びは何物にも代えがたく、まだ体調や喉は完全復活ではありませんが、全力投球したくなる気持ちを抑えて、7割ぐらいの声で歌いつつ、喜びは100パーセントといったところです。
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今回のプロジェクトで私はソプラノⅡを担当するのですが、風邪を引いたり、全力投球できない稽古だったりと、同じくソプラノⅡを歌うみっこチャンとみなえチャンに迷惑をかけてしまいました・・・。昨日は稽古中に団結を図り、今回のプロジェクトを健康で歌いきれることを祈りました。

それから昨日はバスを歌われるヒダさんのお誕生日!改めておめでとうございます。
d0047297_1146523.jpgBCJではプロジェクト中にお誕生日を迎えると、当人には内緒で突然「Happy Birthday」を歌い、演奏し、みんなでお祝いします。
私は3月生まれなので、受難節と重なることが多く、2回もお祝いしていただきました。
2回とも忘れられない思い出ですが、1回目は特別でした。
初BCJ参加した時で、2001年3月神戸の松蔭チャペルででした。
BCJが録音で使用している美しいチャペルはここか!!と、一人うろうろし、素敵なステンドグラスに見とれていました。稽古開始は何番のカンタータか忘れてしまいましたがコラールから始まるもの。雅明氏が「じゃぁ、○番のコラールからね」とおっしゃったので楽譜を開くと、そこには注意事項として「ひっそりと落ち着いて」と書いてあったので、「そういえばこの間そう注意されたな」と思い出し、目を閉じて心を落ち着かせ、準備をしたのでした。
それなのに、雅明氏がものすごいブレスと勢いの良い指揮をされたので、「あっ、しまった!曲間違えた!!」と隣の野々下さんの楽譜を見ようとしたら、Happy Birthdayの曲が。最初は訳が分からず一緒に歌っていたら、野々下さんが「あなたよ」みたいに肘をつんつんとしてくださり、みんながニコニコしながら素敵なアンサンブル(しかもオケ付き)をしてくださって、感激して、大泣きしました。
その後はロビンにも「おめでとう!」って言ってもらえたし、一人ヒロインになった気分を味わったのでした。

昨日のヒーローはヒダさんd0047297_1245320.jpg         みんなで乾杯してお祝い
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by mihokohoshi | 2005-07-24 12:11 | 稽古風景

しばらく日記をお休みしておりました。
その理由は夏風邪・・・。今年の夏風邪(というか、今流行っている風邪)は2種類あるようです。
一つは微熱と鼻水、そして首と肩のリンパが重苦しくなる風邪←私はこちら。
もう一つは声が出なくなるほどひどい咳の風邪
昨日耳鼻科に行き、先生からとにかくクーラーなどの冷えすぎや乾燥が悪いからねと注意を頂き、、お薬をもらってきました。
マンションの大家さんにお会いしたら「あら~ちょっと痩せたんじゃない?」と、夏バテ&夏風邪を瞬時に見抜かれ、「いやー、2年ぶりの日本の夏は辛くて辛くて・・・」と愚痴ってしまいました。皆様もどうぞお気をつけて。

d0047297_1224097.jpg18日19日とシーザーのマエストロ稽古。二重唱とアリア1曲、レチタティーヴォを少々マエストロに聴いていただきました。
7月中旬に行われた4回のマエストロ稽古で注意され続けたのは、「もっと明るく。まじめすぎるんだよなー」でした。
もともとまじめな声なんですよね・・・。
これでは女王の風格や色気が出ないようです。
そんな注意を聞いていたマッコちゃんは「そのまじめな声が何事にも動じないけどやることはやるって感じで女王のプライドが見えるし、意地悪っぽいけどね」と励ましてくれました。

この稽古の後に風邪発症。21日は丸々一日お家でじーーーーっとして、とにかく早く治ることを祈りつつ、ビタミンCを取り、栄養を取り、水分を取り、気合を入れて休養しました(気合なんか入れて休養って呼べるのかしら?)。
なんとか体調はプチ復活。BCJの稽古は1回目だけお休みさせていただき、昨日から参加!
d0047297_12335483.jpgこちらのキャリーケースを引き、稽古場へ向かいました。
このキャリーケースは6月に鞄の重さで腰を痛くしたことがきっかけでインターネットで探し、購入したばかりのおNEUです。
A4の楽譜よりちょっと大きいサイズで、厚みもあるので、なんでも入ります。
病み上がりの体で16時~18時、19時~21時(途中1時間は夕食休憩)の稽古について行けるか不安でしたが、バッハの作品に触れただけで、もう楽しくって楽しくって!!
もちろん大変ですし、体は疲れましたし、喉にも疲労を感じますけど、兎に角歌っているだけで自然と顔が緩んじゃって、本当に両足をブンブン振って「楽しい~~!!」と喜んでしまいました。
稽古はモテットのSinget dem Herrnから始まり、ロ短調ミサへ。
ロ短調ミサは本当に素晴らしい曲です。大学生時代に合唱の定期で初めて歌い、バッハカンタータクラブの定期演奏会では1年間かけてコツコツと仕上げ、気持ちの良い演奏会となり、この気持ちよさのままクラブを引退し、2000年にはサイトウキネンフェスティヴァルで暗譜をし、ここまではソプラノⅡというパートしか歌ってなかったのが、BCJのイタリアツアーでソプラノⅠも歌い・・・と、よく勉強し、よく歌った曲です。
バッハの集大成と呼ばれるにふさわしく、また合唱の活躍がめまぐるしい大曲であります。
BCJのロ短調ミサご披露は12月上旬ですね。乞うご期待!!
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by mihokohoshi | 2005-07-23 12:54 | 稽古風景

夏バテか・・・?!

ようやく日本の湿気に慣れ・・・だなんて思っていたら甘かったです。
15日からの暑さ&湿度にやられてしまいました。
クーラーはあまり体に良くないので我慢しようと思っていたのが、それが間違いだったようです。
今日のように窓と玄関を開けて風通しをしようとしても、風向きが悪くて全く風が入らないと、じっとしているだけでも汗をかき、気分が悪くなります。
でも外はまだ30度ちょっとしかないんですよね。昨年の夏は40度近くを記録したと聞きますから、夏はこれからだというのに、今からバテバテでどうするのよっ!!

天気予報では、気温や降水確率の他に「熱中症」の危険度予報もやっていて、「でもこれは老人とか赤ちゃんに対してだから」と気にも留めていませんでしたが、これだけムシ暑くてふらふらになっている自分を見ると、もう人事ではありません。

今日、昼間買い物に出たら汗だくもいいところ。日中の外出に恐怖を感じました。
たまらず午後は窓を閉め切ってクーラーをONに。冷房だとじめじめしてしまいますが、ドライの方が快適に思われます。
快適な部屋で歌を練習したのですが、ここ最近調子がよくありません・・・。夏バテしているせいでしょうか。上手く歌えずあーでもないこーでもないといろいろ試していましたら、発声練習だけで1時間経ってしまい、なのに声はパサパサに・・・。
思い切って今日の「シーザー稽古」はお休みさせていただくことにしました。

このところ突然稽古が立て続けに入って、体も喉もオーバーヒートしているのかも知れません。
休養と栄養と取り、明日には元気になりたいと思います。
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by mihokohoshi | 2005-07-17 17:51 | つれづれ写真日記

とうとう鈴木マエストロによる「ジュリアス・シーザー」の音楽稽古が始まりました。
合計4回で全曲稽古をする予定で、今日は2回目。だがしかし、まだ1幕終了しておりません・・・。
マエストロが全く妥協をせず、「ではもう一回」「もっかい!」「もっかい・・・」「もう一度」「そこから続けて」と何度も何度も出来るまで、又はマエストロが納得するまで、繰り返し稽古を付けてくださるからです。
本当にありがたいことなのですが、2ページに1時間とか・・・。1幕から流れに沿って稽古をしているので、稽古に来ても一声も出さずに終わってしまう人もいるわけです。
今日はB組のコルネリアさんとクーリオさんは歌いませんでした。
マエストロは「歌わなくてもいい人は外に出ていてもいいよ」とおっしゃるのですが、注意していることが自分にも当てはまるし、明日はわが身という危機感がありますから、そう簡単に席をはずすことが出来ないのです。
スパルタ稽古ではないのですが、マエストロの徹底振りはとにかくすごいんです。
一体何を注意しているのかというと・・・
レチタティーヴォを歌いすぎずに話すように、日常会話のような流れが欲しい
単語そのものの色と表現
ちょこっと音程について
ヘンデルの音楽の作り方と解釈
その音楽をどのように歌えば生かすことができるか
装飾の訂正
などとなっております。
10月までになんとかしなくてはなりません。やるしかありません。出来るまで!
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by mihokohoshi | 2005-07-16 22:29 | 稽古風景

三連ちゃん!!

街中はこれから3連休に心躍っておりますが、私はLa Fonteverdeの稽古を3連チャンこなしてきました。
この後はジュリアス・シーザーの稽古が4連チャン、そしてBCJの稽古がずずーーっと続きます。

La Fonteverdeの稽古を3連チャンもすれば、難しいミーントーンにも慣れ、第三音も分かるようになるかなと期待していたのですが、んーーー、やっぱり難しいです・・・・。残念ながらまだまだ掴み取ることは出来ませんでした。
「この音は高めで、ここは低めで・・・」と考えているのですが、それでも「ホッシー、その音、高くね」と言われてしまい、鍵盤を叩くとめちゃくちゃ高く聞こえるんですよ。これには凹みます。
次回の8月末の稽古でなんとかものにしたいです!!

d0047297_2024733.jpg毎回の稽古でお邪魔させて頂いている下北沢のお宅には、壁にアケビの種類の「ムベ」という植物が茂っています。
私の実家にはアケビが茂っているというお話をしたら、奥様が稽古後に一つ切って下さいました!!

←こちらがまだ青い実です。

熟した実は食べられるそうですが、どなたか美味しい食べ方をご存知でしたら教えてくださいね。



昨日までは涼しくて、とても過ごしやすい日が続きましたが、突然今日はカンカン照りで、久しぶりに日傘を差し、汗をかきながら外出しました。
こうなると電車や建物の強いクーラーで体が冷やされ、風邪を引きやすくなります。気をつけなくてはなりません。

なんとなく体が元気ではないなと思い、昨日は稽古の後マッサージを受けに府中へ行ってきました。
マッサージを受ける前に、ツボに電流を流してグラフを計り、どこが疲れているのか、不調なのかを調べるのですが、やはりリンパが悪くなっており、風邪を引きかけていたようです。早めに行ってよかった!
また左肩が重いなと思っていたら、左の肩甲骨から腰にかけて張っていました。
鈴木さんと須賀原さんの2人がかりでしっかりほぐしてもらい、これでまた元気に歌うことが出来ます。感謝。

美味しい野菜さんたちを紹介します。
d0047297_20452629.jpgこれは実家で父が作り、先週届いたキュウリ。
先週のうちに冷やし中華の材料として美味しく食べました。
ドイツのキュウリは太くて水っぽかったのですが、日本のもぎたてキュウリは味がしっかり付いていて美味しいです。

d0047297_20482611.jpgこのナスも父のお手柄!!
こちらはショウガとミンチで煮ました。
このお料理は留学中、あるご婦人から教えていただいたお料理です。
ナスもキュウリも私の胃袋に消えました。
満足!!
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by mihokohoshi | 2005-07-15 20:53 | 稽古風景

7時間の稽古を終えて帰宅しました。でも歌ったのは最後の5分だけ・・・。待つことも稽古のうちですし、歌わないで聞いていることもとっても勉強になります。

さてレクチャーの続きを少し。
2時間(休憩あり)という時間制限の中、とどまることを知らない雅明氏の知識は、あふれるばかりで、やむなく1曲と半分を演奏できず、それでも20分オーバーして終了しました。
楽譜に目をやりながら雅明氏の話を聞いていましたが、私たちはメモを取ることが出来ず、頭に残っているのは、ムジカ・ポエティカ11×19=209ということぐらい・・・あーー勿体ない。
11×19という数字はあまりにも強烈で、頭から離れませんでした。雅明氏によると、モテット:Jesu,meine Freudeを前半と後半に分けると208小節と209小節で、この中途半端な数字は何を意味しているのかと考えたところ、19というのは、最初のコラールの小節数で、11はモテットの曲数だということを見つけたんだそうです。雅明氏は「正しいか分かりません」とおっしゃってましたが、舞台上で野々下さんと「大発見だったりしてね」とびっくりしていました。
d0047297_9373610.jpgレクチャーが終わり、私たちが退場した後、質問コーナーのようなことも数分していたようですが、楽屋から出てきた雅明氏を楽屋入口で質問攻めにしているBCJファンの姿もありました。
お客さんは本当に熱心にメモを取られ、打ち上げで読ませてもらったアンケートには「3時間欲しい」「次回はこんなテーマでお願いしたい」といった要望が寄せられていました。
↓BCJファンの方たちです。
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そうして今日は「ジュリアス・シーザー」の稽古。
昨日までドイツ語を歌い、今日からイタリア語っていうのもナカナカ難しいんです。ドイツ語とイタリア語ってこんなに発音が違うんだとひしひしと感じました。
ドイツ語は日本語より子音が多く、しかも強いので、子音と母音の間に「はっ」と息が混じるのです。
そうそう、ライプチヒで面白い体験をしたんでした!!受難節の時期にKreuzkircheでライプチヒ大学の合唱による「マタイ受難曲」を聴いたとき、冒頭のコーラスが見事にと発音した後、0.5秒ぐらい間が空きo----mmtと歌ったのです!!これはすごかったです。大学の合唱団にいたというAntjeにこの話をしたら、「子音を出すトレーニングをしたよ」と話してくれました。ドイツ人でも特殊なトレーニングをして、子音と母音を離してしっかり発音するようですね。
イタリア語は逆で、子音と母音の間に「はっ」という息も、間も必要ないのです。
例えばbelta`という単語のta`は、脳みその中ではA‘と考えるのですが、決してTハッA‘とは歌っていけないのです!!

最近は「ジュリアス・シーザー」の稽古でイタリア語を注意して歌ってきたので、モテットの稽古が始まった時は、Tとか強く発音すると「あっ、だめだ!ん?ドイツ語だからいいのか!」と、頭がこんがらがっていました。
そして今日はその逆。子音と母音の間に息が入らないように、横にすべるように発音しようと心がけました、5分だけでしたので、成果はあまり見られませんでしたが。

d0047297_2322076.jpg14時~17時は演出家の平尾氏によるワークショップ。
時代背景や衣裳の案、舞台設定、性格描写の説明を受け、レチタティーヴォを台詞として読み、間や話すスピードなど細かく指示を頂きました。
A組のクレオパトラが19日の方のワークショップに参加できないので、今日は彼女に全部読んでもらい、私は見学していました。

d0047297_236679.jpg1時間の夕飯休憩の後は雅明氏による音楽稽古。
今日は副指揮も3名全員揃い、緊張の中、これまで副指揮たちと作り上げてきたものを雅明氏に披露しました。
約2ヶ月、かなりビシバシと副指揮の方たちに指導していただいたのに、それ以上の要求が雅明氏から時速500キロの直球で飛んでくるので、打ち返すどころがキャッチも出来ません・・・。
しかも妥協という言葉が雅明氏の辞書にないのではないかと思うほど、出来るまで「もう1回ね」と繰り返し稽古しました。
7月中に残り4回の雅明氏による音楽稽古を行ってから、とうとう立ち稽古に入ります。
どんな立ち稽古になるか楽しみです。
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by mihokohoshi | 2005-07-12 23:21 | 稽古風景

モテットのレクチャー

昨日東京オペラシティ・リサイタルホールにて、鈴木雅明氏による「モテット」のレクチャーが行われ、合唱のメンバーとして参加してきました。
日中は30度を越える真夏日となり、「西新宿五丁目」からオペラシティまでの坂道を黙々と上り、涼しい楽屋でほっとしたのもつかの間、16時から17時までみっちりリハーサルをこなしました。
ホールはリハーサルの時から寒く、本番も水色のストールを巻いて、体を保護していたのですが、手は冷たくなるし、足は紫色っぽくなるし・・・、最後の方は頭痛まで出てきて、「あぁ、そういえばホールって夏はガンガンに冷えているもんだったなぁ」と、夏だから半袖のワンピースでいいやと思ってしまったことを反省しました。
客席はいかがだったのでしょうか?ノースリーブで平気だったという方もいらっしゃるし、背広を着て丁度良かったという方もいらっしゃったようです。本当にこの時期は部屋の中と外の温度差が激しいので、気をつけなくてはいけないですね。

本番は満員御礼の垂れ幕が下がるのではないかと思われる程超満員!!5分前ぐらいにドアの小窓から客席を見てびっくりし、慌てて楽屋に駆けて、「お客さん、すんごく沢山入っています!!」と報告してしまいました。
2年と3ヶ月ぶりのBCJ参加でしたので、入場した時はお客さんを見ることが出来ないくらい固まっておりました・・・。いつも本番で味わう、手が震える緊張ではなく、体が固まる緊張でした。
この緊張はBCJで歌う時によくなるのです。多分他の本番ではほぼ暗譜が出来ているのですが、BCJの本番は歌う量が多く、なかなか暗譜が出来ないので、通常とは違う緊張になってしまうのだと思います。オペラは2-6ヶ月かけて暗譜と音楽作りと演出の稽古がありますから、手が震える緊張をします。

・・・すみません、もう「ジュリアス・シーザー」の稽古に行く時間になってしまいました。
続きはまた書きます。今日は12-21時という長丁場です。マエストロ稽古でもあります。
少し昨日の打ち上げの写真を数枚後紹介。

d0047297_12541110.jpgユウスケとロビンⅡ世とあらゆー











d0047297_12542837.jpgホシとちゆちゃん












d0047297_12544139.jpgいつも優雅な野々下さん  
















d0047297_12545948.jpgこれは29巻CDの表紙になる予定(ウソ)。
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by mihokohoshi | 2005-07-12 13:00 | 演奏会報告

ちょっと反省

もう数人の方は読んでくださったかと思いますが、昨日あまりにも興奮して、思わずブログで扱ってしまったテロ問題。
以前選挙に関する記事を書いたり・・・と帰国してから、より日本のことに関心を持つようになったのは良いのですが、あまりブログで書かない方がよいのではと注意を受けましたので、これからは気をつけるようにいたします。昨日の記事も最小限に編集しました。
これからもお時間がある時に「ホシ、何しているのかなぁ」と、ふらっと立ち寄って読んでいただいて、楽しい気分になっていただけるようネタ集めをしていこうと思っています。
どうぞよろしくお願い致します。

さて、興奮した昨日は休肝日ならぬ休喉日
d0047297_10494321.jpg留学先のライプチヒでは、日曜は完全なる休暇となっており、全部のお店(飲食店以外)はお休みですし、部屋で大きな音を立ててはいけないので、洗濯機や掃除機もなるべく止めるようにと注意を受けました。もちろん歌の練習もだめです。(でも3回ほど午前中の30分だけ、我慢が出来なくて発声練習してしまいました)
こうなると、週に1回は必ず歌わないで、喉をお休みさせることが出来ます。
休喉日と名づけて、近くの公園や森を散歩することにしていました。
←いつものお散歩コースだった森




東京に戻ってから曜日の感覚が薄れてきて、稽古のない日でも家で練習する日々が続きました。
夏から冬にかけて、嬉しいことに演奏会が沢山あり、練習しなければならない曲も増えたので、とにかく練習練習!!に追われているのですが、昨日はふと休喉日を思い出して、1日のんびりして見ようと思いました。
散歩がてら近くの区民図書館へ。区民図書館もかなりのCDが揃っていて、大学を卒業してから活用するようになりました。今ではHPで検索・予約できますし、連絡がメールで配信され、とっても便利になっています。
今日は来年の7月に西東京市で歌うことになった、パーセル作曲オペラ「ディドーとエネアス」を借り、ホグウッドの演奏に耳を傾けました。
素敵な演奏を聴くと、歌いたくなってしまうのですが、ここはじっと我慢。ストレッチ体操と呼吸法のみにとどめ、下半身浴をしながら11日本番の「モテット」に目を通しました。

休喉日の次の日は、声帯が十分休まっていて絶好調と思いきや、いつもではありませんが時々筋力の衰えを感じ、いつものペースで歌い始めようと思っても上手く働いてくれないことがあります。特に風邪を引いたりして1週間歌えなかった時は如実に感じます。
ですので今日は注意深く練習を始め、夜のモテット稽古に備えます。
11日の「モテット」は初台にある東京オペラシティ・リサイタルホールで行われる、鈴木雅明氏によるレクチャーコンサートです。時間は19時開演となっております。どうぞふるってご参加下さい。お待ちしております。
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by mihokohoshi | 2005-07-10 10:51 | つれづれ写真日記