羊飼い

d0047297_22145883.jpg6月13日に杉並公会堂小ホールにて大橋佳世子
クラリネットリサイタル
が行われます。
私はシューベルト:「岩上の羊飼い」を歌わせて頂くことになりました。

今日はこの稽古が護国寺でありました。
大橋さんとは初共演。
「宗研合唱団」という私が毎年定期演奏会でソロをさせていただいている合唱団で、大橋さんのご両親が歌ってらっしゃることがきっかけとなり、今回の共演が決まりました。

この曲は「クラリネットと歌とピアノ」という組み合わせなので、こうしたクラリネットのリサイタル、または歌手のリサイタルで時々しか取り上げられない曲のような気がします。

今回の共演者(歌、ピアノ、クラリネット)は、3人とも同じ年生まれですが、出身大学も留学先も楽器も違うのに、こうして一緒に演奏できるって不思議な縁だなぁと思います。
お二人とも人間的に素敵で寛容で音楽センスも素晴らしいので、とても楽しく稽古をさせていただいています。

今日は曲や音に対するイメージが違うとここまで演奏にあわられるのか!という驚きの連続でした。面白かったのは、果たしてこの羊飼いは仕事中なのか休憩中なのか。これだけでアクティヴに演奏したいか、漂うように演奏したいかの違いになるのです。
三連音符の連なりも、そよ風なのか歩みなのか恋人への思いなのか・・・。話し合いはきっと本番まで続くことでしょう。こうして意見を出し合っていいものを作っていけたらと思っています。
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by mihokohoshi | 2007-05-29 22:30 | 稽古風景

d0047297_1715161.jpg5月20日の小倉公演と24日の名古屋公演が無事終了しました。ありがとうございました。
←小倉公演後にみどりさんと。

両公演合わせて500名弱のお客様に聴いていただき、「マドリガーレって楽しいね。美しいね。素敵だね」と感想を頂きました。
私もラ・フォンテヴェルデのメンバーとしてマドリガーレを勉強し始めてから二年が経ち、「難解な音楽」から、徐々に「情熱的な音楽」へと変わっていきました。
演奏者自身が心から楽しんで歌っていると、それがお客様にも伝わるんだなぁと改めて実感しました。

また小倉と名古屋で、そして他の都市で、少しでも多くのお客様にマドリガーレの素晴らしさを知っていただけるように、頑張っていきたいなと思っていますので、今度ともラ・フォンテヴェルデを、どうぞよろしくお願い致します。

そしてもう一つ嬉しかったことは、両公演とも快晴だったことです!!いつも雨を降らしていたのですが、今回は驚くほど良いお天気に恵まれました。リュートの永田さんがものすごい晴れ男なのかも知れません!!

d0047297_17273192.jpg小倉へは公演日前日の朝に飛行機で移動。
今回は「北九州空港」というライプチヒ・ハレ空港に似た可愛らしい空港を利用しました。
空港の周りはさえぎるものが何もなく、快晴で湿度も低く、本当にライプチヒにいるような感覚になりました。
←こちらがホテルの部屋。メルヘンチックで稽古で疲れた身体を
d0047297_17275116.jpgリラックスさせてくれる雰囲気でした。
窓から覗くと、立派な日本庭園があり、新郎新婦が記念写真を撮っていました。
池の上で結婚式が出来るようになっているみたいでしたけど、ちょっと怖いかも。

小倉キリスト教会で演奏するのは2回目。この教会は、残響がたっぷりとあり、普段稽古している感覚では歌えないので、それぞれ感覚を話し合いながら、最終調整をしました。
谷口君が微妙な音の動きを素早くキャッチし、歌う場所、リュートの位置、反響板の代わりになるものを作り出し、2年前よりもはるかに歌いやすくしてくれました。お客さまも、「この教会で何度も演奏会を聴いているけど、今日はとっても音の届きがよかったわ」とおっしゃってくださいました。谷口君、Bravo!!
d0047297_1741271.jpg本番前夜は、美味しいお寿司を食べにつれて行っていただきました。昼食が遅かったし、稽古後ぐったり疲れていたので「沢山食べられないなぁ」とみんな口をそろえて言っていたのですが、なにがなにが!!最初の大トロで、みんなの疲れは吹っ飛び、胃がぐぐっと広がり、その後は無言で食べ進んだのでした。
←この笑顔からお寿司の美味

d0047297_17461325.jpgしさをご想像下さい。
小倉滞在の記念に、空港で「小倉名物焼きうどん」を頂きました。
さっぱりだけどボリュームたっぷりで、本番後の疲れた胃にはぴったりでした。
お土産のオススメは、「イワシのお腹に明太子が詰まっているお土産」です。美味しかったです。


d0047297_17535724.jpg名古屋公演は、約10年振りに歌う「電気文化会館」。
←名古屋公演をお世話してくださった方が、舞台にお花を飾ってくださり、舞台がより華やかになりました。ありがとうございました。
当日のリハーサルは、いつものように歌う場所を決めることから始まり、延々3時間半のリハーサルを行い、納得するまでみんなで考えました。
不安なことを残したままだと、本番に集中できないので、最後の最後まで話し合うのです。
小倉公演では、お互いがお見合いをしすぎたことを反省し、名古屋公演では、それぞれが積極的に歌い進もうという目標を持って、舞台に立ちました。みんなで伸び伸びと演奏できたのではないかと思っています。私は伸び伸びしすぎて、ビブラートがちょっと沢山付きすぎたかと思いますが・・・このあたりは今後の課題です。

d0047297_1884450.jpg打ち上げは「だいこん屋」という創作居酒屋さんで。
←大根一本を鎖で繋がったように細工して煮た「鎖だいこん」がコチラ!
本当にちゃんと切れることなく繋がっていました!!スゴイ、職人技。

次回の「ラ・フォンテヴェルデ」は、7月11日(杉並)、12日(横浜)のランチコンサートです。どちらも14時から1時間ぐらいのプログラムを予定しています。お話も入りますし、イタリア語と日本語のマドリガーレがお楽しみいただけると思いますので、どうぞお楽しみに。
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by mihokohoshi | 2007-05-27 18:18 | 演奏会報告

次は小倉と名古屋

先週鼻風邪をひいてしまいました。いま風邪が流行っているんですって。
そんなにひどくはないのですが、11日にあった伴奏合わせをキャンセルし、一日寝ていたにもかかわらず、13日の東音会は鼻詰まりで「な行、ま行」がクリアーに発音できず、かなり悔いの残る演奏となってしまいました。
明日も休みにして、鼻とノドを復活させ、ラ・フォンテヴェルデの演奏会ではしっかり歌えるように元気になります。

今回「東音会」の発表会に参加させていただき、初めて紀尾井ホールの小ホールで歌わせて頂きました。ここは邦楽専用で、250名ぐらいのこじんまりした感じが親近感を与えてくれる素敵なホールです。
舞台へ上がるちょっと手前には、デカデカと土足厳禁の文字が!!邦楽の演奏スタイルは正座!!私とコントラバスの二人だけ、舞台専用の靴を履かせていただき、舞台へ上がりました。
どん帳が下りている間に舞台へ上がりスタンバイするので、登場する姿をお客さんに見られません。そしてどん帳が上がると、お辞儀なし拍手なしで演奏がスタートします。
学生時代、歩き方、お辞儀の仕方もレッスンで指導していただき、様々な歌手の舞台をみて、舞台マナーを学びましたが、邦楽は必要なしとのこと。演奏者の表情も真面目なので、私も身体も顔も引き締めて舞台に立っていました。
演奏終了後も軽くお辞儀をすると同時にどん帳が下りるので、退場シーンもお客さんには見られません。中で何が起こっているかというと、無言で「おわったぁ」と軽くジェスチャーをしながら、足早に舞台袖へ引っ込みます。すると、楽器を運ぶ人や舞台設置係の人が入り、舞台転換をして、演奏者の入れ替えが「優雅」に行われます。
西洋音楽の演奏会では考えられないのですが、15~20分ぐらいかけて優雅に舞台転換をおこないます。邦楽の世界では普通なんだとか。オペラですと、暗転でドンドンカンカン音が聞こえるか、間奏の最中に速やかな転換があったり、オーケストラであっても、お客さんを待たせてはいけないという考えからか、5分ぐらいでささっと済ませてしまうのですけどね。
音楽だけでなく、いろんな違いを体験できた一日となりました。
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by mihokohoshi | 2007-05-15 00:17 | 演奏会報告

2007年5月の演奏会情報

d0047297_22325047.jpg第18回東音創作会
5月13日(日) 13時半~
紀尾井小ホール


《ラ・フォンテヴェルデ》
d0047297_1575039.jpg 九州公演
5月20日(日) 14時~
小倉カトリック教会(小倉)
全席自由 前売3000円、当日3500円、学生2000円(当日学生証提示)

名古屋公演
5月24日(木) 19時開演
電気文化会館(名古屋)
全席自由 一般4000円、ペア7000円、学生2000円(当日学生証提示)

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by mihokohoshi | 2007-05-10 00:18 | 終了したコンサート情報

GW

気温差の激しい日が続いています。気をつけてはいるものの、少し身体が温度変化についていけていないようで・・・。

d0047297_13524697.jpg今年のGWは念願だった家庭菜園に挑戦してみました。
昨年は適当にタネを撒いたら、バジルしか育たず・・・。しかもパセリとシソという、簡単なタネを選んだのに、芽すら出なかったので、かなりショックでした。

でも今年はちゃんと土選びから慎重に行い、無事4種の芽が出ました。
ほうれん草、バジル、ルッコラそしてラディッシュです。
収穫できるように頑張って育ててみます・・・。
そのためにも後日最初の間引きを行わなくては!!
全部の芽がかわいいので、間引くのが可哀そうですが、間引いた芽はサラダにしていただくことにします。

今週は、「6月13日(水)杉並公会堂で行われる大橋さんクラリネットリサイタルの稽古」と、「5月20日小倉&24日名古屋で歌うラ・フォンテヴェルデ演奏会の稽古」と、「5月13日(日)東音会創作会の稽古」がみっちりはいっています。

クラリネットの大橋佳世子さんとは、昨日初めてお会いして、シューベルトの“岩上の羊飼い”の合わせをしてきました。
約10年前にも歌ったことがあるのですが、あの頃は若さと気力で歌いきっていたみたいで、改めて音域が広いことと、様々な技術を駆使しないと歌えないということを実感。大曲です。
合わせでは、ピアノの関さんと3人で「こうしようか、あーしようか、こうがいいな」などと話し合いをしながら進み、あっという間の1時間半でした。
初対面ですとなかなかどういう風に稽古を進めていったらいいのかとお互いに迷うこともありますが、大橋さんの巧みなリードのお陰で、スムーズに進むことができました。
稽古前に3人が同じ年生まれだということが判ったこともよかったのかな。
ちなみに元大関栃東も同じなんですよねぇ。早すぎる引退にびっくりしました。若乃花に似て、小兵ながら相手に頭からぶつかって、おっつけていく相撲が好きで応援していたのですが、残念です。お疲れ様でした。

・・・話しがずれました・・・
リサイタルでは、シューベルトのほか、ガーシュインやピアソラなど、オシャレでカッコいい曲が並んでいて、クラリネットの魅力をしっかりと味わえるのではないかなと思います。
お時間ございましたら是非!

d0047297_143298.jpg稽古の後は和菓子で一服。

先日お気に入りの「甘泉庵」でこれまたお気に入りの「三色だんご」と美しく形が整えられたバラと鯉のぼりの「上生菓子」を購入したところ、偶然777円に。
何かいいことあるといいなぁ・・・。
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by mihokohoshi | 2007-05-09 14:32 | 稽古風景

洋楽と邦楽

d0047297_16164061.jpg「ラ・フォンテヴェルデ ティータイムコンサート in 横浜」が終了しました。

中華街でランチを済ませ、杏仁豆腐の差し入れを手に、バスで一気に山を登り、レンガ造りで雰囲気のある会場へ。
歩いて坂を登った方は、かなり・・・良い運動になったのでは??
お疲れ様でした。
こじんまりとしたホールでは、お客様の気持ちが舞台にもビシバシ伝わってきて、楽しい演奏会になったと思います。今回初めてランチタイム&ティータイムコンサートを行い、アレンジ曲にも挑戦したわけですが、多くのことを感じたコンサートとなりました。
音楽に対する思いと姿勢。全員が目標を持ち、演奏会へ向けて仕上げていることの楽しさと大切さ。音楽を演奏する、歌う厳しさと喜びを味わいました。

さて次は5月20日(小倉)と24日(名古屋)です。再びマドリガーレへ戻り、アンサンブルの楽しさと美しさをお客様に感じていただけるように頑張ります!

d0047297_1627453.jpgおっと、その前に5月13日(日)13時半から「東音創作会」という邦楽の演奏会に出演させていただくのでした。

今日も午前中からリハーサル(「シタザライ」というそうです)へ行ってきました。
会場へ着くと、着物姿の皆さんがわさわさと働いていらっしゃり、ぽつんと10畳の茶の間で出番を待つ私は、着物を忘れてきて叱られた子のようでした・・・。
この「シタザライ(下復習と書くのでしょうか?)」は、先生に聴いていただいて、ご助言いただくというもの。会場には威厳と貫禄のある先生が二人並んでいらっしゃり、緊張の中一通り演奏をしました。
私が歌わせていただく曲は、ソプラノと長唄の二重唱に三味線とお琴2本+コントラバスという組み合わせ。「甲斐の秋の夜」という詩に、三味線の田口さんが作曲なさった曲です。
全員五線譜を見て演奏しますので、お琴の楽譜を覗き込んだある方が「えぇぇ、コレ見て弾くの?」と驚いてらっしゃいました。邦楽の楽譜は縦書きですし、稽古中は六とか四とかの数字が飛び交っています。(まるで通奏低音の稽古みたい!!)
メロディーは和風っぽいけどメロディックで、和音も洒落ています。所々長唄も出てきます。その長唄も私は歌うのです!でも西洋の発声でですが・・・。
洋楽と邦楽の違いが新鮮で、「さんはいっ」ではなく「イーヤッ」ですし、だんだんゆっくりする場合は「しめる」とか「ふくらむ」という表現が聞かれました。
そして肝心の先生方の感想は「きれいな曲ですね。素晴らしいですよ。癒されました。頑張ってください。」とのこと。
ハイ、頑張ります。

この「東音創作会」は紀尾井小ホールであります。邦楽の新曲を7曲をお楽しみいただけますので、興味のある方は是非聴きにいらして下さい。入場料2000円です。

チケットはコチラまで
mihokohossie@hotmail.com
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by mihokohoshi | 2007-05-01 16:56 | 演奏会報告