お誕生日会
2005年 07月 24日稽古をしなくてはならない曲が沢山あり、歌っても歌っても終わらないという状況です。
だがしかし、「ジュリアス・シーザー」をちょこっと忘れて、バッハの敬虔な音楽に触れる喜びは何物にも代えがたく、まだ体調や喉は完全復活ではありませんが、全力投球したくなる気持ちを抑えて、7割ぐらいの声で歌いつつ、喜びは100パーセントといったところです。
今回のプロジェクトで私はソプラノⅡを担当するのですが、風邪を引いたり、全力投球できない稽古だったりと、同じくソプラノⅡを歌うみっこチャンとみなえチャンに迷惑をかけてしまいました・・・。昨日は稽古中に団結を図り、今回のプロジェクトを健康で歌いきれることを祈りました。
それから昨日はバスを歌われるヒダさんのお誕生日!改めておめでとうございます。
BCJではプロジェクト中にお誕生日を迎えると、当人には内緒で突然「Happy Birthday」を歌い、演奏し、みんなでお祝いします。
私は3月生まれなので、受難節と重なることが多く、2回もお祝いしていただきました。
2回とも忘れられない思い出ですが、1回目は特別でした。
初BCJ参加した時で、2001年3月神戸の松蔭チャペルででした。
BCJが録音で使用している美しいチャペルはここか!!と、一人うろうろし、素敵なステンドグラスに見とれていました。稽古開始は何番のカンタータか忘れてしまいましたがコラールから始まるもの。雅明氏が「じゃぁ、○番のコラールからね」とおっしゃったので楽譜を開くと、そこには注意事項として「ひっそりと落ち着いて」と書いてあったので、「そういえばこの間そう注意されたな」と思い出し、目を閉じて心を落ち着かせ、準備をしたのでした。
それなのに、雅明氏がものすごいブレスと勢いの良い指揮をされたので、「あっ、しまった!曲間違えた!!」と隣の野々下さんの楽譜を見ようとしたら、Happy Birthdayの曲が。最初は訳が分からず一緒に歌っていたら、野々下さんが「あなたよ」みたいに肘をつんつんとしてくださり、みんながニコニコしながら素敵なアンサンブル(しかもオケ付き)をしてくださって、感激して、大泣きしました。
その後はロビンにも「おめでとう!」って言ってもらえたし、一人ヒロインになった気分を味わったのでした。
昨日のヒーローはヒダさん みんなで乾杯してお祝い