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今年最後のコンサート

まずは前回の記事で書いたバスルームの水漏れのご報告をさせてください。
ご心配をお掛けしましたが、21日の夕方に業者さんが点検に来てくださり、22日の朝から本格的な点検&処置をしてくれました。おかげさまで一安心といったところです。ちょっと天井の状態が良くないようで、もしかしたらもう一度修理が必要かも知れないとのことでした。

・・・ということで、22日は本番だったのに、朝から修理に付き合っていたというワケ。前日は夜中の12時までホールで稽古して、終電で帰宅したので、出来ればお昼頃までゆっくり体を休めて、頭もノドのすっきりさせて行きたかったんですけどねぇ。

そんなこんなで、ぼーっとしたまま王子ホール入り。でも楽屋に入って一息つくと、集中力も自然と高まり、GPは元気にこなしました。照明の調整もしながらだったので、GPはみっちり2時間以上。その後ご飯食べたりメイクしたり・・・と1時間半があっという間でした。

会場は315席ほぼ満員。
聞くところによると、「マロワールド」シリーズはものすごく人気が高く、今回も売り出し30分で完売したんだとか。両親の分だけは何とか取れてよかった。
満員になると音響がかなり変化するものですが、王子ホールはほとんど変わらず、稽古の時と同じように歌うことが出来ました。
今回はラテン語1曲以外はすべて英語の曲でしたので、発音に苦労しました。普段あまり英語って歌わないんですよね。例えば「メサイヤ」とか、オペラですとパーセルやブリテンしか歌ったことがないし。慣れていない言語は本当に大変!フランス語もそうですけど、辞書を引いて発音記号を調べるだけでも
どえりゃぁ(名古屋弁で「ものすごく」という意味)時間がかかっちゃうのです。もちろん中高6年勉強してきた言語なのですが、大学でイタリア語とドイツ語を勉強したらキレイさっぱり頭から追い出してしまったようで・・・。今回も結局一つ一つ発音記号を調べました。やはり気にすることは[ou][o:][ei][e:]といった区別です。英語の場合単語を見てもさっぱり検討がつかない発音もあるし。実際辞書を引いてみて、何度も発音注意という文字にぶつかりました。

サウンド・オブ・ミュージックを原語で歌うのも初めて。映画は子供の頃何度もVTRで見ていたので、メロディーはもちろん知っていて、今回歌ってみて本当に名曲ばかりだなぁと改めて感じました。「みんなが歌えるように」だと思うのですが、メゾソプラノぐらいの音域で書かれているため、私にとっては少し低かったかなと思います。メゾソプラノのフォン・シュターデがマリア役を歌っているCDもありましたし。

こうしてミュージカルやクリスマスキャロルを歌う経験は楽しかったのですが、それ以上にヴァイオリンのマロさんとオルガン+編曲を担当された山口さんの才能と共演できたことは本当に幸せでした。
マロさんは舞台の上で聴いていると、ハートが震えるんです!!聴くだけで幸せになる音ってコレだなって思えました。最後に歌った映画の「ミッション」では40小節ぐらい歌わない箇所があるのですが、毎回毎回マロさんの音色に聞き惚れてしまい、出とちってばかりいたんです。
山口さんは何でも出来て何でも弾けて、またそのセンスが素敵。稽古では「じゃぁ前奏と後奏はこんな感じで。本番はどうするかは分かりませんけど」というセリフが聞かれ、本当に本番は新しいアレンジも入ったりしていました!今回ほど楽譜が無いに等しい演奏会は初めてだったかも。

楽しい演奏会でした!ありがとうございました。
今年最後のコンサート_d0047297_19325067.jpg左から
王子ホールプロデューサー、
マロさん、
私、
山口さん。
by mihokohoshi | 2006-12-23 19:45 | 演奏会報告